ヤフー、テレビをリモコン操作できるTwitter連携アプリ
-盛り上がっている番組へチャンネル変更可能
「テレViewing」の画面。放送局別の盛り上がりをグラフで表示 |
ヤフーは23日、テレビを観ながらTwitter上の盛り上がりを確認でき、対応テレビのリモコン操作もできるiPhone/iPod/iPadアプリ「テレViewing」をApp Storeで無償公開した。対応OSはiOS 5.0以降。なお、Androidへの対応も目指すとしている。
Twitterと連携することで、投稿されたツイートから、放送中のチャンネル別の盛り上がりを確認できるアプリ。現在盛り上がっている局が一目で分かるほか、過去2時間分の盛り上がりグラフをスライドして、さかのぼって表示することもできる。さらに、対応テレビと無線LAN接続することで、アプリからテレビのリモコン操作が行なえる点も特徴。
対応する放送局はNHK総合/Eテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビの7局。各放送局に対するツイートの数で盛り上がりが確認できるほか、ツイートの詳細も閲覧可能。アプリからツイートすることもでき、ツイートすると放送局のハッシュタグが付く。
リモコン操作ができるテレビはシャープAQUOSのGL7/G7/X5/L5/F5/F3/V7シリーズで、前述した7局を地上デジタルで受信できる場合のみ利用可能。対応テレビと無線LAN接続することで、チャンネル変更が行なえる。
この機能にはYahoo! JAPANの「家電コントロールSDK」を使用。これは、複数メーカーの複数端末をIP経由で一元的に制御できるというもので、テレビのボリュームを上げたり、内蔵のブラウザを起動するといったことも実現可能。家電コントロールSDKはiOS版だけでなくAndroid版も用意しているという。
現在はシャープ製テレビにしか対応していないが、ヤフーは「将来的には対応メーカー/機種を増やす予定」としている。また、今後の展望として「家電コントロールSDKについては、対応デバイスを増やしていったり、家庭外から家庭内の機器を操作できるようにしたい。テレViewingについては、テレビをもっと面白く視聴できるという点にフォーカスをあてて新機能の追加や、Android対応などを目指す」としている。
アプリのトップ画面 | ツイートの表示画面 | アプリから対応テレビのチャンネル変更が可能 |
(2012年 7月 24日)
[AV Watch編集部 中林暁]