シャープ、壁掛け対応のシアターバー「HT-SB60」

実売4万円で30日発売。2.1chシアターラックも


 シャープは、テレビ用オーディオシステムの新モデル2製品を、11月30日より順次発売する。シアターバーシステム「HT-SB60」の発売日は11月30日で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後。シアターラックシステム「AN-SR400」の発売日は12月7日で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は5万円前後。


■ HT-SB60

HT-SB60

 60~80型AQUOSテレビとの組み合わせを想定した2.1chシアターバーシステム。テレビ台などの上に設置する横幅1,385mmのフロントスピーカーと、ワイヤレス接続のサブウーファで構成され、同社では「60型AQUOSテレビの横幅にぴったりサイズ」としている。同梱の壁掛け金具で、テレビと共に壁掛けレイアウトとすることも可能。同社製液晶テレビの適合モデルは、モスアイパネル搭載「AQUOS クアトロン 3D XLシリーズ」や、クアトロンパネル採用「AQUOS Gシリーズ」などの60型、70型、80型モデル。

 デジタルアンプを搭載し、合計出力は310W。フロントスピーカーが80W×2ch、サブウーファが150W。5.1chサラウンド効果を再現する「3D SOUNDシステム」を採用している。フロントスピーカーは2ウェイ構成のバスレフ式で、5.7cm径のウーファ×2と2.5cm径ソフトドームツィータ×1を内蔵。サブウーファはバスレフ式で、16cm径ウーファを搭載する。

 フロントスピーカー側にHDMIを入力2系統(映像入力兼用)、出力1系統(映像出力兼用/最大1080p対応)を備え、オーディオリターンチャンネル(ARC)に対応。テレビのリモコンで音量調整が可能となっている。HDMI以外の入力端子は、光デジタル音声入力(角型)やステレオミニのアナログ音声入力。ARC対応AQUOSテレビの場合は付属のHDMIケーブルのみで使用できる。3D映像のパススルーや、CEC機能の「AQUOSファミリンクII」には対応していない。また、サブウーファとはワイヤレス接続のため、電源ケーブル以外のケーブル接続は不要。

 消費電力はフロントスピーカーが42W(待機消費電力:0.6W/省電力モード時:0.25W)で、サブウーファが33W(待機消費電力:0.3W)。外形寸法と重量は、フロントスピーカーが1,385×68×73mm(幅×奥行き×高さ)/約3.7kgで、サブウーファが114×306×430mm(同)/約6.1kg。フロントスピーカー用スタンドなどが付属する。


■ AN-SR400

AN-SR400

 シアターラックシステム「AQUOSオーディオ」の新製品で、32~40型AQUOSテレビの設置を想定。2.1chスピーカーを搭載している。

 地デジ放送の番組情報などに登録されているジャンルに合わせた、自動選択のサウンドモードで視聴できるのが特徴で、例として映画番組ではセリフを聞き取りやすくし、重低音を強調した「シネマ」モードで音声が再生される。サウンドモードは「スタンダード」や「ニュース」、「スポーツ」、「ミュージック」、「ゲーム」など11種類を搭載。音質調整処理を行なわない「ダイレクト」モードも備え、手動設定も可能となっている。

 デジタルアンプを内蔵し、最大出力はフロントが30W×2ch、サブウーファが40W。5.1chサラウンド効果を実現する「ドルビーバーチャルスピーカー」に対応している。スピーカーユニットはフロントスピーカーが6.5cm径フルレンジ、サブウーファが16cm径。フロントはパッシブラジエータ型、サブウーファはバスレフ型。

 HDMIは入力2系統(映像入力兼用)、出力1系統(映像出力兼用/最大1080p対応)を備え、3D映像のパススルーや、オーディオリターンチャンネル(ARC)に対応。CEC機能の「AQUOSファミリンクII」もサポートし、対応AQUOSテレビとの組み合わせ時に、テレビのリモコンから呼び出せるGUIを使ってAQUOSオーディオの操作が可能。HDMI以外の入出力端子は、光デジタル音声入力が2系統、アナログ音声入力(RCA)が各2系統。

 コーナー設置のために、本体背面の左右を斜めにカットした省スペース設計を採用した。消費電力は50W(待機時0.4W)。外形寸法と重量は1,002×414×391mm(幅×奥行き×高さ)/約26kgで、耐荷重は天面が約40kg、底板が約20kg。リモコンやHDMIケーブルなどが付属する。


(2012年 11月 21日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]