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シャープ、車載HUD向けの高輝度赤色半導体レーザー

小型プロジェクタにも。変換効率33%で鮮やかな赤色

GH0641FA2C

 シャープは25日、車載用ヘッドアップディスプレイ(HUD)や小型プロジェクタなど、ディスプレイ光源用の赤色半導体レーザー「GH0641FA2C」を発表した。2013年1月31日よりサンプル出荷を行ない、サンプル価格は5,000円。量産は3月29日より開始する。

 640nm帯域のディスプレイ光源用赤色半導体レーザー。材料の組み合わせや構造を最適化することで、光への変換効率を33%に高め、赤色をより鮮やかに高輝度で表示できることが特徴。光ディスクDVD/CD用途で培った同社独自技術により、業界最高水準(シングルモード動作/波長640nm帯域)とする最大光出力150mWを実現した。さらに、このデバイスを冷却する部材の低消費電力化にも貢献し、HUDなどの省エネ性能の向上が見込めるという。

(中林暁)