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ナスペック、North Starの32bit/384kHz対応DAC

DSDネイティブ再生もサポート。ESS製DAC搭載

silverモデルの「Impulso」

 ナスペックは、イタリアNorth Star Designの32bit/384kHzのPCMと、DSDにも対応したUSB DAC「Impulso」(インプルソ)を6月15日に発売した。価格は231,000円。カラーはsilverとblackの2色。

 USB DAC「Essensio」に、DSDネイティブ再生機能を追加したアップグレードモデルと位置づけられており、DACにはESSの32bitタイプ「SABRE ES9016」を採用。低ノイズを追求したほか、DAC部にはDPLL(Digtal Phase Locked Loop)回路も採用し、ジッタを除去している。

 North Star Design初のDSDネイティブ再生対応モデルで、DSDは2.8244/5.6448MHzの両方に対応。PCMは32bit/384kHzまでサポートしており、USBからの伝送にはアシンクロナスモード(非同期転送)を採用する。さらに、TIのデジタル・アイソレータ「ISO7640」を採用し、PCからのノイズ流入を防いでいる。

blackモデル
背面
ESSのDAC「SABRE ES9016」を採用

 PCM/DSD対応のデジタルフィルタ、位相設定セットアップ機能を備えるほか、アナログ部分のオペアンプには、低ノイズの「LME49870」を採用している。

 入力端子は、 同軸デジタル×2、光デジタル×2、USB 2.0×1。出力は、アンバランス(RCA)×1、XLRバランス×1。ダイナミックレンジは126dB。XLRバランス出力時の歪率は0.0003%/0dB。消費電力は7W、待機時消費電力は0.5W。外形寸法は300×170×70mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.5kg。

(山崎健太郎)