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Rovi、HEVC/H.265や4K AVC変換対応の「DivX 10」を公開

 Roviは6日、次世代映像コーデックとして期待されるHEVC(High Efficiency Video Coding/H.265)の作成/再生に対応した無償ソフトウェア「DivX 10」を発表した。Windows/Mac向けにDivX 10を無償でダウンロード可能で、対応OSはWindows XP/Vista/7/8とMac OS 10.6以降。

 DivX 10では、HEVC規格のDivXビデオの作成と再生に対応。HEVC作成対応のコンシューマ向け無償ソフトウェアは初という。DivX 10は、変換ソフトの「DivX Converter」、再生ソフト「DivX Player」、Webブラウザでの再生用「DivX Web Player」から構成される。

DivX Converterで変換プロファイルを選択
HEVCエンコード

 HEVCは、最大でMPEG-4 AVC/H.264の2倍の圧縮を実現する新映像コーデック。DivX 10のDivX Converterを利用することで、最高1080pのHEVC準拠のDivXビデオのエンコードや、MP3、AAC、ドルビーデジタルのエンコードに対応する。

 作成したHEVCビデオファイルは、CPUにIntel Core i5搭載したパソコンであれば、リアルタイムデコードが行なえるという。DivX Web Playerでは、ブラウザ上でのHEVCストリーミングが可能となる。

 また、4K解像度のMPEG-4 AVC/H.264 DivX Plusビデオ作成に対応。HEVCで4Kを実現するDivX HEVC Ultra HD(4K)にも「まもなく対応する予定」としている。

DivX Player
DivX Player

(臼田勤哉)