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DIGA受信/録画番組を無線視聴する「ディーガモニター」

15型と10型の2モデル。お風呂でDIGA操作や続き再生

ディーガモニター「UN-DM15C1」

 パナソニックは、Blu-rayレコーダ「DIGA」と組み合わせて利用できる防水対応の15/10型液晶モニター「ディーガモニター」2モデルを10月20日より発売する。15型の「UN-DM15C1」と10型の「UN-DM10C1」の2モデルで展開し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は15型が6万円前後、10型が4万円前後。カラーはブラックのみ。

 防水仕様のバッテリー内蔵ワイヤレスモニターで、対応DIGAと無線接続することで、無線LANが届く範囲内であれば、家庭内のどこでもDIGAの録画番組や受信中の放送番組を転送/視聴できる。また、DIGAのタッチパネル対応液晶リモコンとしても利用可能で、録画や再生、チャンネル切換などの操作がタッチパネルから行なえる。

ディーガモニター「UN-DM15C1」
ディーガモニター「UN-DM10C1」
新DIGA「DMR-BZT860」

 同社は2012年に、簡単に「お部屋ジャンプリンク」を楽しめるよう、HDDレコーダと、タッチパネル対応液晶モニターをセットにした「ディーガプラス」を展開していたが、ディーガモニターはその機能や操作性を継承しながら、通常のDIGAとの組み合わせで家じゅうどこでも番組を楽しめる製品として提案する。

 対応DIGAは、2013年秋発売のDMR-BZT9600とDMR-BZT860/BZT760/BWT660/BWT560の5モデル。また2012年後半以降に発売したDIGAも順次ファームウェアアップデートで対応予定で、DMR-BZT750/BWT650/BWT550が10月下旬に、DMR-BZT9300/BZT830/BZT730/BWT630/BWT530が11月中旬対応予定としている。

お風呂でもテレビ視聴。DIGAの続きをディーガモニターで

ディーガモニター「UN-DM10C1」

 15型と10型のいずれもIPX6/IPX7(水深1mで30分の浸水対応)の防水仕様となっている。IPX6の「常温の水道水で、約3m離れて内径12.5mmのノズルであらゆる方向から約100L/分の水を3分以上注水した後に機能」という仕様を満たすため、お風呂場やキッチン脇などでも利用できる。

 液晶解像度は15型が1,354×760ドット、10型が1,024×600ドットでタッチパネル操作に対応する。800mW×2ch出力のステレオスピーカーや、ヘッドフォン出力端子も備えている。お風呂に設置するための吸盤ホルダーが付属。お風呂の壁にホルダーを付けることで、ディーガモニターが壁掛け可能となる。

 IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANを搭載。DIGAとは無線LANルータを介さずにダイレクトに接続が行なえる。両機の電源を入れて、DIGAでのリモコンの「スタート」を長押しすると、DIGAが接続待機状態になるため、あとはディーガモニター起動時の画面で「接続する」を選択するだけの3ステップで、ペアリングが完了する。無線LANアクセスポイントを経由した接続も可能で、無線LAN設定機能の「WPS」にも対応する。なお、DMR-BWT560/550/530については、無線LANアクセスポイント経由での接続のみの対応となる。

 ディーガモニターでは、DIGAで受信中の地上/BS/110度CSデジタル放送番組を、そのまま転送し視聴できる。左右にフリック操作をすると、チャンネルのアップダウンができ、画面をタッチすると、チャンネル切換ボタンや音量ボタンなどの表示/非表示が選択が可能。「毎朝定番チャンネル」機能をオンにしておくと、いつも朝に見ているチャンネルを学習して、朝の時間帯(5時~10時)に、自動的にいつも見ているチャンネルが選局される。

 録画番組の再生や操作、DIGAの録画予約にも対応。「再生する」アイコンをタッチすると、DIGAでの録画一覧が表示され、任意の番組を再生できる。停止、早送り、早戻しなどが行なえるほか、「予約する」アイコンをタッチして、DIGAへお録画予約が行なえる。また、Webブラウザも備えており、Webサイトをディーガモニターからブラウズできる。

 「DIGAリモコン」にも対応し、DIGAのリモコンをディーガモニター上に表示して操作可能。DIGAの番組をディーガモニターで見るだけでなく、DIGAに再生指示を出し、HDMI接続したテレビへ出画するといった操作も行なえる。

 また、途中までDIGAで視聴した録画番組の続きをディーガモニターで見ることもできる。途中まで再生した番組は、ディーガモニターのホーム画面に「つづきを見る」と表示されており、そこをタッチすることで、DIGAで見た続きをディーガモニターで楽しめる。その逆も可能で、ディーガモニターで途中まで再生して停止した番組の場合、モニターに表示される「テレビで見る」を押すことで、DIGAに接続したテレビで続きを視聴できる。

 モニター部にはバッテリを内蔵し、15/10型とも約4時間15分使用できる。充電用のACアダプタが付属。充電部はマグネットタッチ式となっている。消費電力は15型が13W、10型が11.5W。外形寸法/重量は15型が387.6×16.9×253.5mm(幅×奥行き×高さ)/約1.42kg、10型が264.0×15.2×181.9mm(同)/約0.69kg。

 また、無線LANの繋がりにくい場所でも接続可能にするために、別売の無線LAN中継機「DY-WE10-W」も発売する。

(臼田勤哉)