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au、フルセグ対応「Xperia Z1」などスマホ6機種

IGZO採用「AQUOS PHONE SERIE」や「GALAXY Note3」も

スマートフォンのラインナップ

 auは2日、2013年冬の携帯電話ラインナップを発表。「Xperia Z1」や「GALAXY Note3」などスマートフォン6機種をラインナップし、10月下旬より順次発売する。この内、3機種が地上デジタル放送のフルセグ受信に対応する。

 ラインナップは以下の通り。

メーカーモデル名ディスプレイTV機能発売時期
ソニーモバイルXperia Z1
SOL23
5型液晶
1,920×1,080
フルセグ
(視聴)
ワンセグ
(視聴/録画)
10月下旬
サムスンGALAXY Note35.7型有機EL
1,920×1,080
ワンセグ
(視聴/録画)
10月下旬
シャープAQUOS PHONE
SERIE
4.8型 IGZO液晶
1,920×1,080
フルセグ
(視聴/録画)
ワンセグ
(視聴/録画)
11月下旬
富士通モバイルARROWS Z5型液晶
1,920×1,080
フルセグ
(視聴)
ワンセグ
(視聴/録画)
11月下旬
LGisai5.2型 IPS液晶
1,920×1,080
ワンセグ
(視聴/録画)
11月下旬
京セラDIGNO M5型液晶
1,920×1,080
ワンセグ
(視聴/録画)
11月下旬

Xperia Z1 SOL23

ブラック

 ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Z1 SOL23」は、5型の液晶ディスプレイを採用。解像度は1,920×1,080ドット。液晶テレビBRAVIAの広色域技術をスマートフォン向けに最適化した「トリルミナスディスプレイ for mobile」となり、映像エンジンにはX-Reality for mobileを搭載する。

 AV機能としてワンセグの視聴・受信に対応するほか、フルセグチューナも搭載。フルセグは視聴のみの対応となる。

 カメラ機能にこだわっており、外向きに約2,070万画素のCMOSを、内向きに220万画素のカメラを搭載。外向きのカメラには1/2.3型のExmor RS for mobile CMOSを採用。レンズは広角27mmの非球面Gレンズで、F値は2.0。画像処理エンジンBIONZ for mobileも備えている。

パープルモデル

 カメラが最適なシーンを自動で選ぶ「プレミアムおまかせオート」や、ハードキーのフォーカス/シャッターを備え、シャッターキーの長押しで秒間10枚の連写が可能。シャッターを切った瞬間とその前後30枚ずつ、合計61枚を高速連写する「タイムシフト連写」やエフェクト機能も利用可能。撮影した写真の中にある建物やワイン、書籍、文字列などをカメラが認識し、それに関する検索を自動でしてくれる「Info-eye」も利用できる。撮影中の動画をリアルタイムでFacebook上に共有できる「ソーシャルライブ」も用意する。

 IPX5/8等級の防水機能を搭載。Android 4.2を採用。CPUはクアッドコアで2.2GHz。メモリは2GB、ストレージメモリは32GB。microSDXCカードスロットを備えている。おサイフケータイに対応し、Bluetoothは4.0に準拠。NFCもサポートする。

 本体カラーはブラック、ホワイト、パープル。外形寸法は144×74×8.5mm(縦×横×厚さ)で、重量は約171g。バッテリは3,000mAh、通話時間は約1,310分。待ち受け時間は3Gで約710時間、LTEで約700時間。

ブラック(背面)
ホワイト(背面)
パープル(背面)

 なお、公式アクセサリー「au +1 collection」として、ソニーのレンズスタイルカメラ「DSC-QX10」や、Bluetoothスピーカー「SRS-BTS50」、ワイヤレスヘッドセット「SBH50」なども新たにラインナップされている。製品のケースデザイン以外は通常のモデルと同じ。

Bluetoothスピーカー「SRS-BTS50」
レンズスタイルカメラ「DSC-QX10」
ワイヤレスヘッドセット「SBH50」

GALAXY Note3

ジェットブラック

 5.7型、1,920×1,080ドットの有機ELを搭載したサムスン製の端末。メインカメラは有効1,320万画素CMOSで、サブカメラは有効210万画素。カラーはクラシックホワイト、ジェットブラックの2色。

 手描き感覚にこだった端末で、スタイラスペンが付属。手書き文字から電話帳の検索ができ、ホーム画面のロックを手書きサインで解除する事もできる。日常のメモや日記、レシピなどのメモを残せる「Sノート」アプリなども用意する。

クラシックホワイト
背面
厚さは8.3mm

 GALAXY Note 3同士で無線LANを使い、ダイレクトに接続。動画や音楽、写真、ゲームなどを共有できる「グループプレイ」にも対応する。

 ワンセグの視聴・録画に対応。フルセグチューナは搭載していない。OSはAndroid 4.3。CPUはクアッドコアの2.3GHz。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB。microSDXCカードスロットを備えている。Bluetoothは4.0対応、NFCにも対応する。外形寸法は約151×79×8.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は約171g。

 なお、9月にドイツで開催された「IFA 2013」において端末が発表された際、FLACの再生に対応し、最高24bit/192kHzのハイレゾ音楽をサポートしている事がアナウンスされたが、日本向けモデルの音楽まわりの詳しい仕様は不明。「おそらくグローバル向けモデルと同様の仕様になる予定」だという。

 オプションで、腕時計型端末「GALAXY Gear」も用意。Bluetooth Smartに対応し、GALAXY Note3がバッグの中に入っているときにも、ハンズフリーで通話やSNSなどの通知を確認できる。

クラシックホワイトの背面
ジェットブラックの背面
腕時計型端末の「GALAXY Gear」

AQUOS PHONE SERIE

ブラック

 4.8型、1,920×1,080ドットのIGZO液晶を搭載したシャープ製の端末。メインカメラは有効1,628万画素のCMOS、サブカメラは207万画素。レンズは開放F 1.9の「BrightEye」。撮影時に6枚連写し、得られた情報からノイズの除去や明るさ調整を行ない、1枚の写真を生み出す「NightCatch」機能も利用できる。

 AV機能としてワンセグ/フルセグチューナを内蔵。ロッドアンテナも搭載する。ワンセグだけでなく、フルセグの視聴・録画にも対応。本体メモリ、またはメモリーカードに録画ができる。

 IGZO液晶のディスプレイは、HSV色空間に対応。人間の知覚と似た色相(H)、彩度(S)、明度(V)の3要素で色調整ができ、人が美しいと感じる色を鮮やかに表現できるという。周囲の明るさや照明の種類、時間帯などに合わせて自動で画質を調整する「ユースフィットモード」も用意する。

AQUOS PHONE SERIEのブルーモデル
付属の変換ケーブルを用いて、テレビの外部アンテナと接続できる
付属の充電用クレードルは、テレビなどの映像視聴時の置き台としても活用できる。背面スピーカーの音を前方下部のスリットに持ってくる音道が内部に設けられているのが特徴

 3,000mAhのバッテリとIGZO液晶を組み合わせる事で、長時間の連続使用が可能という。ただし、具体的な連続通話・待受時間は未定。Android 4.2を採用。CPUはクアッドコアで2.2GHz。メモリは2GB、ストレージメモリは16GB。Bluetooth 4.0に対応し、NFCもサポートする。

 カラーはブラック、ホワイト、ブルー。外形寸法は140×70×9.2mm(縦×横×厚さ/暫定値)で、重量は約146g(暫定値)。

ホワイト
ホワイトの背面
ブルー

ARROWS Z

ブラック

 富士通モバイルコミュニケーションズ製の端末。5型、RAM搭載のTFT液晶を採用し、解像度は1,920×1,080ドット。急速充電にも対応したロングバッテリモデル。RAM搭載液晶や、ユーザーの使い方に合わせた省電力制御を採用。10分のクイックチャージで長時間使える卓上ホルダも同梱する。電池容量は2,600mAh。

 AV機能として、ワンセグの視聴・録画、フルセグの視聴に対応。外付けのアンテナケーブルも用意する。また、同梱のクレードルに設置すると、テレビやビデオ再生アプリなどが自動的に画面に表示される。

 また、DTCP+にも対応。DiXiMのアプリを用いて、BDレコーダなどで録画した番組を、DTCP+対応のネットワークHDDに保存する事で、外出先からインターネット経由で録画番組を視聴できる。「スカパー! プレミアムサービスLink」にも対応しており、スカパー! プレミアムサービスチューナ「TZ-WR500P」とLAN経由で連携し、タブレットから録画した番組を視聴したり、タブレットに転送して持ち出す事もできる。

 Bluetooth 4.0にも準拠し、NFCやおサイフケータイにも対応。OSはAndroid 4.2、CPUはクアッドコアの2.2GHz。

ARROWS Zはブラック、ホワイト、ピンクの3色
ピンクモデル
付属クレードルに乗せたところ

 無線LANと3G/LTE回線に同時接続できるマルチコネクション機能を搭載。画像とテキストを別の回線でダウンロードするなど、快適なWebブラウジングができるという。安定接続にも寄与するとしている。

 カラーはブラック、ホワイト、ピンク。外形寸法は140×71×10.1mm(縦×横×厚さ)。重量は約149g。

ブラック(背面)
ホワイト(背面)
ピンク(背面)

isai

ブルー

 isaiは、LGとauの共同開発となる端末。5.2型で1,920×1,080ドットのIPS液晶を採用。メインカメラは1,320万画素のCMOSを採用。サブカメラは約240万画素。1080/60pの動画撮影もできる。メインとサブで同時にビデオ撮影と静止画撮影ができ、撮影者と被写体の表情を一緒に記録できる。選択範囲だけをズームアップして動画撮影する「トラッキングズーム」や、ズームアップ再生する「ビデオトラッキング」も利用可能。

isaiは5.2型の液晶を搭載。狭額縁なのも特徴

 カラーはブルー、アクア、ホワイト、ブラックを用意する。持ちやすさと画面の大きさを両立したというデザインが特徴。外形寸法は約144×72×9.1mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約145g。

 ホーム画面に新しい情報を常に表示できる「isaiスクリーン」を採用。OSはAndroid 4.2で、CPUはクアッドコアの2.3GHz。メモリは2GB、ストレージメモリは32GB。おサイフケータイにも対応。Bluetooth 4.0に準拠し、NFCにも対応。AV機能としてワンセグに対応する。IPX7の5/7の防水機能を持っている。

アクア
ホワイト
ブラック

DIGNO M

ホワイト

 京セラ製の端末で、5型、1,920×1,080ドットのTFT液晶を採用。カラーはホワイト、ブルー、ピンク。外形寸法は138×69×9.9mm(縦×横×厚さ/暫定値)。重量は約135g(暫定値)。

 本体が軽量なことや、片手で操作しやすいというUIを備えているのが特徴。AV機能はワンセグに対応。フルセグチューナは備えていない。

 OSはAndroid 4.2。CPUはクアッドコアの2.2GHz。メモリは2GB、ストレージメモリは32GB。microSDXCメモリーカードスロットも備えている。Bluetoothは4.0に準拠。NFCやおサイフケータイに対応。IPX5/8の防水や、IP5Xの防塵機能も搭載する。

DIGNO Mのピンクモデル
背面にロック解除用ボタンを備えているのが特徴。カメラの隣の銀色のボタン
ブルー(背面)
ピンク(背面)
ホワイト(背面)

(山崎健太郎)