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フォステクス、PCオーディオに適したアクティブスピーカー「PM0.1」。サブウーファも

PM0.1とPM-SUBminiを組み合わせたところ

 フォステクスカンパニーは、アクティブスピーカー「PMシリーズ」の新モデル「PM0.1」を1月下旬に発売する。価格はペアで9,345円。カラーはブラック(B)、ホワイト(W)、グレー(G)の3色。

 また、既発売スピーカーの「PM0.3」にベストフィットしたという小型アクティブサブウーファ「PM-SUBmini」も1月下旬に発売する。価格は13,860円。

PM0.1

パソコンとの組み合わせ例(ブラック)

 DTMやDJの音声モニター、PCオーディオのほか、テレビ視聴、ポータブルプレーヤーとの接続なども想定した小型のステレオアクティブスピーカー。「PMシリーズのエッセンスをコンパクトに凝集した」としている。バッフル面がやや上方を向くようにアングルを持たせ、デスクトップでのPC接続時などに即した快適な音場再生を実現したという。PMシリーズ共通の木製エンクロージャを採用している。

 ユニットは5.5cm径のグラスファイバー振動板を用いたフルレンジ。リアバスレフ方式で、低音の強化を図っている。ブーストマグネットも備えたことで、小音量時でも引き締まった低音再生を可能にしたという。

ブラック
ホワイト
グレー

 音声入力はアナログRCA(2ピン)を右側のスピーカーに装備。付属のRCA-ステレオミニケーブル(1.5m)を使ってPCやポータブルオーディオプレーヤーなどと接続できる。右スピーカーに5W×2chのアンプを内蔵し、背面にボリュームノブも装備。左側のスピーカーとは付属のケーブル(1.5m)で接続する。

 周波数特性は80Hz~35kHz、SN比は78dB。消費電力は約5W。約15分間信号が入力されないとオートスタンバイが動作し、0.5W以下まで電力消費を低減。再び信号が入力されると通常動作状態に戻る。外形寸法は:86×120×175mm(幅×奥行き×高さ)、重量は右側が約775g、左側が約675g。

バッフル面を上に向けたデザイン
背面(右スピーカー)
背面(左スピーカー)

PM-SUBmini

PM0.3(別売)との組み合わせ例

 同社が2012年に発売した小型の2ウェイアクティブスピーカー「PM0.3」にベストフィットさせたというアクティブサブウーファ。高さはPM0.3と同じ18.5cm、幅はPM0.3の1ペア分(20cm)で、PM0.3とのサイズマッチングを取りながら迫力ある重低音を実現する技術を盛り込んだという。出力50Wのデジタルアンプを内蔵する。

 ユニットは13cm径。振動板には、網目を大きくした重量のある高剛性グラスファイバー素材を採用し、コンパクトなボディでも重低音の大出力再生に対応。センターキャップにも振動板と同じ高剛性グラスファイバー素材を使用。64mm径の凹型形状で、サブウーファの大振幅にも破綻しない構造とした。また、重量のある4層巻きボイスコイルを採用。中高域の音圧をコントロールし、低域再生を最適化した。

 エンクロージャは密閉型。正面バッフルは、隅木構造によりスピーカー部をしっかり支え、リアルな低域を再現可能になったという。周波数特性は40~150Hz。クロスオーバー周波数を60~150Hzの範囲で調整するFREQUENCYつまみや、位相を反転させるフェイズスイッチを装備。PM0.3のほか、PM0.1など接続するスピーカーやリスニング環境に応じて調整できる。

 入力端子はRCA。PM0.3などのスピーカーと接続するステレオRCAピンケーブルも付属する。サブウーファが電源OFFの状態でも入力信号をメインスピーカーへ出力できるRCAスルー端子を装備。接続したままで、メインスピーカーだけの利用も可能となっている。

 消費電力は約15W。約15分間信号が入力されない状態が続くとオートスタンバイが動作し、0.5W以下まで電力消費を低減、再び信号が入力されると通常動作状態に戻る。電源部は本体に内蔵する。外形寸法は200×233×185mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.4kg。

正面
背面

(中林暁)