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【CP+】ソニーが“白い新アクションカム”を展示

デジカメをアクションカムに。空撮ラジコンヘリも

ソニーが参考展示した新アクションカム

 国内最大級の写真映像関連イベント「CP+ 2014」(シーピープラス2014)が13日、パシフィコ横浜で開幕した。期間は16日まで。主催は一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)。入場料は当日一般1,500円、Web事前登録者は無料。

 国内のカメラメーカー、レンズメーカー、撮影用品メーカー、流通商社、ソフトウェアメーカーなどが一同に集まる大規模なイベント。静止画カメラが中心だが、アクションカメラや4K撮影対応カメラと、それを表示するためのディスプレイなど、AVファンにも見逃せないイベントになっている。

 ここではアクションカメラの注目展示をレポートする。

ソニー

参考展示された新アクションカム。ボディカラーがホワイトになった

 ソニーはアクションカメラの新モデルとして、1月に米ラスベガスで開催された「2014 International CES」において、「HDR-AS100V」を発表しているが、その国内向けモデルと見られるカメラを参考展示した。価格や発売日は未定だが、「近いうちに発表できる見込み」だという。米国では3月に約299.99ドルで発売予定。

 レンズやセンサー、画像処理エンジンなど、内部を大幅に刷新し、画質を高めているほか、新たにXAVC Sでの録画機能を用意。最大50Mbpsの高ビットレート記録ができ、タイムコードの記録も可能。プロ向けにも訴求するモデルとなっている。

 また、手ブレ補正機能も強化。自転車走行時の振動や、バイクがアスファルトを走行する時の揺れも、さらに強力に補正できるという。モニタ付きのリモコン「RM-LVR1」からの制御も可能で、1つのリモコンから、最大5台までのカメラを一括して録画/停止できる。

カメラの背面
ヘルメットに取り付けたところ
犬の背中にアクションカムを取り付けられる「ドッグハーネス」
1台のリモコンから5台を制御できる
複数台で撮影した動画を、PlayMemories Homeで編集
本体のみで防滴。写真のように固定した状態で、底部のUSB端子が使える
空撮用ラジコンヘリコプター

 さらに、ハウジングに入れない本体のみの状態で、IPX4相当の防滴性能を実現。底部に三脚穴も新たに設け、より手軽に取り付けられ、ハウジングが無い分だけコンパクトになったという(カメラ自体のサイズは従来モデルとほぼ同じ)。

 細かい点では、底部のUSB端子カバーが独立して開閉するようになっており、三脚穴が底部前方にあるため、例えば自転車のハンドルに取り付けた場合、三脚穴で固定しても、USB端子部がフリーとなり、モバイルバッテリなどから給電しながら長時間撮影することができるようになっている。

 ブースでは他にも、犬の背中にアクションカムを取り付けられる「ドッグハーネス」などの各種アクセサリや、DJIが試作したというソニーのアクションカメラを取り付け可能な空撮用ラジコンヘリコプターなどを展示している。

リコーイメージング

「WG-4 GPS」と「WG-4」

 3月中旬に発売するコンパクトデジタルカメラ「WG-4」は、水深14m、落下2m、-10度の低温などに耐えるのが特徴。撮像素子は有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサーで、1,920×1,080/30p、MPEG-A AVC/H.264の動画撮影も可能。GPS搭載の「WG-4 GPS」もライナップしている。

 このタフ性能を活かし、アクションカメラとしての利用も訴求。発売を予定している、自転車などに取り付けるためのアダプタをブースで紹介している。自転車などに取り付けて撮影しながら、デジカメとして、記念撮影などがすぐにできるよう、着脱のしやすさを念頭に固定アダプタを開発。カメラの固定にシリコンなどの柔らかいパーツを用いることで、振動で固定パーツが割れてカメラが落下するのを防いでいるという。

【お詫びと訂正】
 記事初出時に、「WG-4/4 GPS」の展示レポート部分に「WG-3/3 GPS」の説明を記載しておりました。お詫びして訂正いたします。(2014年2月14日)

自転車のハンドルに取り付けたところ
バイクの走行シーンを撮影した動画も紹介されている

ケンコー・トキナー

「ACX-101」をヘルメットに取り付けたところ

 映画「007」などにも使われた超小型のスパイカメラで知られる、独ミノックス製のアクションカメラ「ACX-101」を参考展示した。近日発売予定で、価格は3万円台程度になるという。

 MOV形式、MPEG-4 AVC/H.264で、フルHDや720の動画撮影に対応。レンズは固定焦点2.9mmで、135度の広角レンズを採用。レンズを180度回展させる事ができ、傾けたり、吊り下げるなどした固定でも、正しい向きの映像が撮影できる。上部に大きなスライド式の録画スイッチを備えている。

 記録メディアは32GBまでのSDHCカードが利用可能。1,000mAhのリチウムイオンバッテリを内蔵。外形寸法は35×110×54mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約135g。ヘルメットマウントキットが付属する。

上部のスライドスイッチが録画開始を担当
バッテリなどの挿入部
レンズが回転できるのが特徴
銀色のボタンを押すと、アクセサリと着脱できる
独ミノックスのカメラは現在はケンコー・トキナーの子会社であるケンコープロフェショナルイメージングが取り扱っているが、3月1日からはケンコー・トキナーが発売元となる

GoPro

「GoPro HERO3+」

 タジマモーターコーポレーションのブースでは、既発売の新モデル「GoPro HERO3+」をアピール。4Kの12fps撮影や2.7Kの24fps撮影も可能になり、レンズも改良。付属のハウジングを使い、40m防水が可能。従来モデルより防水性能としては20m浅くなるものの、ハウジングのコンパクト化により、約20%の軽量化が図られている。

 なお、60m防水タイプのハウジングは、「Standard Housing」として近日単品発売されるという。

左が40m防水、右が60m防水のハウジング
ブースにはバイクと車が設置され、様々なアクセサリで取り付けられる自由度の高さをアピール

空撮用ラジコンヘリ

 香港のメーカーDJIの日本支社、DJI japanがブースを展開。複数のプロペラを設けたラジコン“マルチコプター”を展示している。このマルチコプター、底部にアクションカムを取り付けることができ、手軽な空撮ができるのが特徴。GoPro用などを展開しているほか、前述のソニーブースに展示されていたように、ソニー製アクションカメラにも対応していくという。

 「Phantom 2」というモデルは、マルチコプター部分が75,000円。この下部に、ジンバルと呼ばれるカメラ取り付けパーツを装着する。GoPro用の「H3-2D ジンバル」は40,600円。カメラは別売で、合計で11万円程度のシステムとなる。最大飛行時間は25分。通信距離は最大1,000m。既に発売されている。

 また、新機種の参考展示として、マルチコプターとカメラを一体化させた「Phantom 2 Vision」というモデルも132,000円で発売予定。カメラ部分は1,400万画素で、1080/30p/60iの動画撮影が可能。4GBのmicroSDカードを挿入できる。スマートフォンから無線LANを介して空撮している映像を確認でき、操作も可能という。

GoProを取り付けた「Phantom 2」
マルチコプターとカメラを一体化させた「Phantom 2 Vision」
ブースでは飛行デモも行なわれた

 さらに、放送局のスポーツ番組中継などでの利用を想定した、業務用モデルも展開中。S800EVOというモデルで、6基のローターでミラーレス一眼など、アクションカムよりも重いカメラを持ち上げ、iPadから映像を確認しながら撮影が可能。ソニーのNEX-5/7や、パナソニックのGH2/GH3、BlackmagicDesignのカメラなどに対応できるという。iPadからの制御では、マップ画から場所を指定して飛行させる事も可能。

 マルチコプター部分の価格は351,900円、GH3用のジンバルは274,900円。他にもフライトコントローラーやプロポなどのパーツが必要。

 また、新製品としてS1000という上位モデルも2月中に発売予定。キヤノンの5D Mark II/IIIを飛ばすことができる大型モデルで、ローターを8基搭載。価格は未定。

業務用のS800EVO
ミラーレス一眼も飛ばすことができる
8ローターの新製品「S1000」
5D Mark II/IIIを飛ばせる
カメラからHDMIで取り出した映像を、iPadに送信するソリューションも参考展示された

その他

 アンデックス ユウのブースでは、アクションカムのGoProを一眼レフカメラなどのアクセサリシューに取り付けられるREC-MOUNTS製の「ホットシューマウント」(REC-B66/1月24日発売/実売2,100円前後)など、アクションカメラ向けのアクセサリを多数展示した。

REC-MOUNTS製の「ホットシューマウント」
GoPro用の回転式クリップマウント「REC-B53」
ロードバイクなどのステムにあるトップキャップのネジを外し、その間に入れて固定するタイプのマウント。ハンドルが映像に映りこみ、迫力のある映像が撮影できるという。参考価格は2,625円
サドルレールマウントは、サドルに取り付け、後方を撮影するもの。参考価格は4,200円
ホイールのクイックシューに取り付けられるアクセサリも
ケンコー・トキナーブースでは、ゴリラポッドアームのアクションカメラ向けモデルも参考展示された。4月頃の発売で。4000円〜5,000円程度が想定されている
リコーイメージングのブースでは、一度のシャッター操作で撮影者を取り囲む全天球イメージを撮影できる「RICOH THETA」の体験コーナーを用意。来場者のスマホにアプリを入れ、THETAとペアリング。ブースで撮影したら、その全天球イメージをスマホに保存し、持ち帰れるというもの。SNSなどで共有してもらい、THETAの世界を広げる狙いがある

(山崎健太郎)