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違法ダウンロード刑罰化以降、違法DLは約4割減少。RIAJ調査

 日本レコード協会(RIAJ)は、「違法配信に関する利用実態調査」を2012年9月、2013年3月、9月の計3回実施し、その結果を報告書として取りまとめた。違法ダウンロードは2012年の著作権法改正後に約40%減少したという。

 2012年10月の違法ダウンロード罰則化など、著作権法改正施行前後における違法ダウンロードの実態把握や、効果的な周知を図ることを目的とした調査。パソコンとタブレット/スマートフォン/携帯電話における違法ファイルの利用状況などを調べている。

 違法ダウンロードに関する実態調査では、推定年間違法ダウンロードファイル数(音楽ファイル・動画ファイル合計)は、著作権法改正後に約40%減少。その半年後の調査ではほぼ横ばいとなっている。

調査期間合計割合
('12年9月比較)
2012年9月44.6億ファイル(100%)
2013年3月27.3億ファイル61.2%
2013年9月29.3億ファイル65.7%

 また、違法ダウンロード罰則化に関する意識調査では、著作権法改正後3カ月の2013年時点では64%が認知していたものの、その半年後は認知率56%と微減傾向となった。

 2013年4月にRIAJ内に新設した著作権保護・促進センター(CPPC)による、違法アップロードファイルの削除依頼件数は71万5,736件。'13年4月から'14年2月までの10カ月で、2012年度の合計33万4,274件の2倍以上の要請を行なったとしている。

(臼田勤哉)