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違法ダウンロード刑罰化以降、違法DLは約4割減少。RIAJ調査
(2014/3/6 18:04)
日本レコード協会(RIAJ)は、「違法配信に関する利用実態調査」を2012年9月、2013年3月、9月の計3回実施し、その結果を報告書として取りまとめた。違法ダウンロードは2012年の著作権法改正後に約40%減少したという。
2012年10月の違法ダウンロード罰則化など、著作権法改正施行前後における違法ダウンロードの実態把握や、効果的な周知を図ることを目的とした調査。パソコンとタブレット/スマートフォン/携帯電話における違法ファイルの利用状況などを調べている。
違法ダウンロードに関する実態調査では、推定年間違法ダウンロードファイル数(音楽ファイル・動画ファイル合計)は、著作権法改正後に約40%減少。その半年後の調査ではほぼ横ばいとなっている。
調査期間 | 合計 | 割合 ('12年9月比較) |
2012年9月 | 44.6億ファイル | (100%) |
2013年3月 | 27.3億ファイル | 61.2% |
2013年9月 | 29.3億ファイル | 65.7% |
また、違法ダウンロード罰則化に関する意識調査では、著作権法改正後3カ月の2013年時点では64%が認知していたものの、その半年後は認知率56%と微減傾向となった。
2013年4月にRIAJ内に新設した著作権保護・促進センター(CPPC)による、違法アップロードファイルの削除依頼件数は71万5,736件。'13年4月から'14年2月までの10カ月で、2012年度の合計33万4,274件の2倍以上の要請を行なったとしている。