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ソニー、直下型LED採用の最高画質4K「BRAVIA X9500B」

65/85型。X-tended Dynamic Range Pro搭載

 ソニーは、液晶テレビ「BRAVIA」の4K最高画質モデルとなる「BRAVIA X9500Bシリーズ」を5月24日より順次発売する。65型の「KD-65X9500B」が5月24日発売、85型「KD-85X9500B」が7月26日発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は65型が80万円前後、85型が200万円前後。

 4K BRAVIAの最上位/最高画質モデル。BRAVIAの4KモデルはX9500Bシリーズと、サイドスピーカーを搭載し、音にもこだわった中核機「X9200Bシリーズ」、アンダースピーカー型で49〜70型までの「X8500Bシリーズ」の3シリーズ8モデルで展開する。なお、X9200B/8500Bシリーズについては別記事で紹介している。

KD-65X9500B(左)とKD-85X9500B(右)
KD-85X9500B
KD-65X9500B

XDR PRO+直下型LEDで“最高画質”4Kを

KD-65X9500B

 X9500Bシリーズは、85型「KD-85X9500B」、65型「KD-65X9500B」のいずれも4K/3,840×2,160ドットパネルと、直下型のLEDバックライトを採用。120Hzの倍速駆動パネルで、8倍速相当の残像低減を実現する「Motionflow XR480」や、広色域パネル「トリルミナスディスプレイ」、前面ガラスと本体を一体化した板のようなオプティコントラストパネルを採用している。映像エンジンは「4K X-Reality PRO」。

 画質面の特徴は、光の煌きを忠実に再現し、高輝度な映像表現を行なうという「X-tended Dyanmic Range PRO(XDR PRO)」を搭載したこと。LED部分制御技術の進化により、部分的にバックライト電力を3倍にすることで、エッジ型LED機では困難だった「輝き」や「艶やさ」を実現するという。

 なお、サイドスピーカー搭載の中核機「X9200B」と最上位「X9500B」の画質面の主な違いは、LEDバックライト方式。X9500Bではより高画質を実現できる直下型LEDを採用したこと。X9200Bではエッジ型LED+「X-tended Dynamic Range(XDR)」により、約2倍の高輝度表現を行なえるが、X9500Bの直下型LED+XDR PROでは約3倍の高輝度表現に対応し、より優れたコントラスト表現が行なえるほか、LEDエリア駆動(ローカルディミング)も細分化され、さらなる高画質や臨場感の向上を実現できたとする。

左からX9500B、X9200B、'13年モデルX9200A
X-tended Dynamic Range PROでは従来の約3倍の高輝度表現を実現

 4K X-Reality PROは、ネイティブ4K映像だけでなく、フルHD映像も高精細にアップコンバート。ノイズ低減のほか、複数枚パターン分析処理や独自の複数枚データベース型超解像処理を行なった後で、4Kスケーリング時に再度データベース型超解像処理を適用し、高精細な4K映像を出力する。3D立体視にも対応するが、3Dメガネは別売。アクティブシャッター方式の3Dメガネ「TDG-BT500A」を利用する。

 スピーカーをアンダースピーカー型としたため、X9200Bより省スペースでも設置が可能。スタンドは内側/外側で選択可能となっており、狭額縁のベゼルもアルミの素材感を活かしたブラック/シルバーのシックな佇まいとなる。スタンド幅も外側/内側の2種類が選べるほか、85型にはフロントスタンドも付属する。

テーブルトップスタイル
85型「KD-85X9500B」のフロントスタンドスタイル

 スピーカーはロングダクトスピーカーで、独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載。出力は85型が40W、65型が30W。X9200Bシリーズと同様に、高音質化技術「ClearAudio+」を搭載し、サラウンド性能などを高めている。

 14日発表の新サウンドバー「HT-CT370」(実売37,000円)との組み合わせも提案。画面を邪魔せずに、スッキリ設置できるという。また、BRAVIA専用オプションのワイヤレスサブウーファ「SWF-BR100」(実売3万円)にも対応し、サブウーファの追加だけでも音質強化が行なえる。

KD-65X9500B壁掛け利用イメージ

 高音質処理技術「ClearAudio+」を搭載。複数の高音質技術を統合したもので、新たにフロントサラウンド技術「S-Forceフロントサラウンド」を改善。従来はマルチチャンネル音声入力時にステレオにダウンミックスしてから、バーチャルサラウンド処理を行なっていたが、新たにマルチチャンネル信号をそのままサラウンド処理を行なうようにしたため、より自然なサラウンドの広がりを実現できるとする。

 音声の聞き取りやすさを向上する「ボイスズーム」や、サッカースタジアムの臨場感を演出する「サッカーモード」などをリモコンからワンボタンで選択できる。

4Kでも快速設計。4K写真やSkypeも訴求

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルを2系統装備。別売のUSB HDDへの録画が行なえる。Ethernetと無線LANを搭載し、Wi-Fiダイレクトモードに対応。DTCP-IPサーバー/クライアントの「ソニールームリンク」にも対応する。

 操作性にこだわった「快速設計」も特徴で、電源ONから起動までの時間を高速化。一日の利用時間のうち、利用頻度の多い約6時間を学習し、その時間帯の起動を高速化した「パッと電源オン」を新搭載。ユーザーインターフェイスも一新し、タッチパネル操作の新リモコンによる上下スクロール操作で、「見どころ」、「地デジ」、「BS」、「CS」、「お気に入りチャンネル」、「キーワード」、「録画番組」、「YouTube」、「PlayMemories Online」など、様々なコンテンツをシームレスに検索できるようになった。

 ホーム画面にも関連番組を網羅的に並べる新デザインを採用している。DLNAや写真再生も高速化。写真は「αカフェ」や、世界有数の写真投稿サイト「500px」などから4K解像度でブラウズできるほか、USBやDLNA経由で読みだした4K以上の高精細画像から、4K(829万画素)部分を切り出してドットバイドット(オリジナルサイズ)で表示する「オリジナルサイズ再生」に対応。これにより、写真のピント感やボケ感をよりしっかり把握できるという。

 HDMIは4系統装備し、4Kハンディカム「FDR-AX100」や「α7」などから4K動画や写真を出力可能。本体上部にはSkypeカメラを搭載し、離れた場所のSkypeユーザーとテレビ通話しながら、同じテレビ番組をライブ視聴したり、Skypeとテレビ番組にあわせて、Twitterのタイムラインを同時に表示、ソーシャルや友人とのライブでの感動共有が可能という。

 NFC対応のリモコンが付属し、NFC対応のXperiaなどと連携し、対応スマートフォンの画面をBRAVIAに出力できる「ワンタッチミラーリング」に対応する。ネットワークサービスの「Sony Entertainment Network(SEN)」では、HuluやYouTube、Video Unlimitedなどのネット動画コンテンツや、Twitter、Facebook、Skype、ニコニコ実況などのコミュニケーション、写真共有サービスPlayMemories Online、ショッピング、情報検索などのサービスが利用できる。タブレット/スマートフォンアプリ「TV SideView」からのテレビ操作や番組検索も可能。

 HDMIは2系統がMHL対応で、MHL対応のスマートフォンからのビデオ/写真出力が行なえる。HDMI以外の入/出力端子はD5×1、コンポジット×1、ヘッドフォン出力×1、光デジタル音声出力×1、USB×3。

 消費電力は85型が530W、65型が374W。年間消費電力量は85型が462kWh/年、65型が326kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は85型が195.7×45.2×121.4cm(幅×奥行き×高さ)/73.7kg、65型が149.3×34.8×95cm/43.9kg。

(臼田勤哉)