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OPPO、BD-105DJPなどでレコーダ録画番組のDTCP-IPネットワーク再生に対応

BDP-105DJP

 OPPO Digital Japanは、Blu-ray Discプレーヤー「BDP-105DJP」、「BDP-105JP」、「BDP-103DJP」、「BDP-103JP」向けの新ファームウェア「BDP10XJP-75-0515」を5月26日に公開した。適用することでDTCP-IPに対応し、レコーダに録画した番組などのDLNA/DTCP-IPネットワーク再生が可能になる。

 いずれもネットワークプレーヤー機能やSACD再生などの機能を備えたBlu-rayプレーヤー。今回のアップデートにより、DTCP-IP再生に対応するほか、ギャップレス再生時のパフォーマンスを向上。新たにベルリン・フィルハーモニーの動画配信サービス「デジタルコンサートホール」にも対応した。また、BDP-105DJPのUSB DAC入力時に、PCM 352.8kHzまたは384kHz/24bitをサポートした。

機能追加/修正の内容

  • BDP-105DJP、BDP-105JP、BDP-103DJP、BDP-103JPがCPRMとDTCP-IPに対応(レコーダの全ての機能に対応することを保証するものではない)
  • スピーカー設定メニューのスピーカー距離から計算される音響伝播の遅延量演算のバグを修正
  • BDP-10X系モデルに対し認証されたNetflixの最新バージョンへのアップデートを実施(Netflixは日本では利用できない)
  • ベルリン・フィルハーモニーの「デジタルコンサートホール」動画配信機能を追加。ベルリン・フィルのコンサートを、HDクオリティのライブ映像または録画映像で楽しめる
  • ギャップレス再生のパフォーマンスを向上。3曲目を演奏開始する前に2曲目を2度再生する、などの問題を解決。また、WAVファイル再生時にGracenoteの楽曲情報の取得ができない問題も修正
  • スピーカー設定メニュー内のユーザー設定(サイズ、距離、トリムレベル)が誤ってヘッドフォン出力に対して適用される問題を解決。このベータファームウェアではアルゴリズムを修正、ヘッドフォン出力信号に対しスピーカー設定の変更が反映されないようにした
  • BDP-103JP/103DJPに対しセーフティ機能を追加。SACD出力フォーマットは出荷時設定ではPCMが選択されるようにした。これは、この2機種に使用されているDACが、DSD信号に対しボリュームコントロールを行なえないため。DSDストリームを検出するとアナログボリュームのレベルは自動的に100に戻る仕様となっていたが、セーフティ機能によりDSD信号を検出するとDACに送る前にDSDストリームは強制的にPCMストリームとしてデコード。SACDディスクを再生する場合でもボリュームコントロールが効くようにした
  • BDP-103DJP/105DJPで、フレームレート50Hz/60Hzの解像度をサポート(HDMI1出力に対しYCbCr4:2:0フォーマットのみ) 。該当機種の4K2K出力の工場出荷設定は「オート4K 50/60Hz 4:2:0」
  • 機器設定メニュー内の「工場出荷設定に戻す」で、YouTube Leanback機能のユーザーアカウント情報が消えない問題を解決
  • 電源投入後に「A/V同期」データが同軸デジタル出力/光デジタル出力に自動的に適用されない問題を解決
  • メディアセンター機能(ホームメニュー上のMusic[音楽]、Photo[写真]、Movie[動画]のそれぞれ)に対するファイルのソーティングアルゴリズムを改良。これらの再生アプリでファイル名の冒頭か末尾に定義された数字を自動的に検出し、数字順にファイルの並べ替えを行なう。トラックナンバーが記載されたアルバムでは、適切な曲順で再生が行なわれる
  • PCM 352.8kHzまたは384kHz/24bitをサポート(BDP-105DJPのUSB DAC入力使用時のみ)
  • 動画ファイルの、焼きこみ字幕でない独立の字幕情報に対し、表示タイミングの調節が追加。USBメモリやUSB HDDに記録した動画ファイルを再生するときに限り有効。オプション→字幕調節→同期とGUI上で操作する
  • Mac OS Xを使用してBDP-105DJPのUSB入力を利用した場合に、サンプリング周波数の切り替えに失敗する問題を解決
  • WindowsのUSB DAC用ドライバの最新バージョンv2.22を公開。BDP-105JP、105DJPと、ヘッドフォンアンプHA-1(JP)に対して互換性がある。
  • ディスク再生の全般的な互換性を向上

(中林暁)