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米国でもハイレゾ「HRA」を定義。DSD音源は「MQ-D」

「CDより優れたマスターのロスレスオーディオ」

 日本においてはJEITAやオーディオ協会が、「ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)」対応機器の規格化を行なったが、米国の業界団体においても12日にハイレゾ(High Resolution Audio/HRA)が定義された。

 米国家電協会(CEA)やデジタル・エンターテイメント・グループ(DEG)、The Recording Academyらが協力して策定したもので、「CD以上の音質で録音されたマスターから作成されたロスレスオーディオ」がハイレゾと定められた。

 CEAやDEGのほか、Sony Music EntertainmentやUniversal Music、Warner Musicなども規格化に参加。日本ではハードウェアの規格が決められているが、米国においては音源についても、マスターの製作方法により4種類の表記方法が用意されている。

 「MQ-P」は48kHz/20bit以上(96kHz/24bitなど)のPCMマスターをソースとするもの、「MQ-A」はアナログマスター、「MQ-C」はCDマスター(44.1kHz/16bit)、「MQ-D」はDSD/DSFマスターについて表記するものとなる。

(臼田勤哉)