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民放キー局が集結したVOD「もっとTV」がサービス終了

対応TV増えず、'15年3月15日終了。見放題は2月末まで

 民放キー局5局と電通が共同で推進してきたテレビ向けVODサービス「もっとTV(テレビ)」が2015年1月31日20時59分をもって終了する。12月22日13時をもって新規登録を終了しており、'15年2月28日で月額見放題サービスを停止、'15年3月15日をもってすべてのコンテンツ視聴を停止する。

 もっとTVは、日本テレビやテレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの民放キー局5局と、電通が共同で推進するテレビ向けVODサービスとして2012年4月2日にスタート。大手テレビメーカーからもっとTV対応製品が発売され、その後、スマートフォンからの視聴にも対応した。

 さらに、'14年1月には民放キー局5社が揃った月額見放題サービスも開始し、放送局の公式VODサービスとして訴求していたが、開始から3年弱での終了となる。

 サービス終了の理由については、「もっとTV対応の端末が想定ほど増えていかず、今後のサービス拡大や継続は困難と判断した」としている。なお、もっとTVのサービス終了告知ページでは、各放送局によるオンデマンドサービスや他のVODサービスなどの代替サービスを紹介している。

(臼田勤哉)