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水月雨、平面磁界ドライバーの完全ワイヤレス2機種。約6230円から
2025年10月16日 15:00
水月雨(MOONDROP)は、特許取得済みの平面磁界ドライバーを搭載した完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォンの新モデル2機種を発表した。10月15日に「夢回 II - Golden Ages 2」、10月17日に「SPACE TRAVEL 2 Ultra」を発売する。価格はオープンで、市場想定価格は「Golden Ages 2」が14,230円前後、「SPACE TRAVEL 2 Ultra」が6,230円前後。
「夢回 II - Golden Ages 2」
「夢回 II - Golden Ages 2」は、特許取得済みのフルレンジ平面磁界型ドライバーを採用した完全ワイヤレスイヤフォン。Bluetooth 6.0に対応し、SBC/AAC/LDAC/LHDC/LC3の各コーデックをサポート。イヤフォン単体で約8時間(AAC接続時)の連続再生ができる。
最新のロスレスオーディオ伝送規格「LHDC-V」に対応し、最大192kHz/24bitのマスタリングクオリティ音源を再生。さらにLDACや次世代Bluetooth音声規格「LE Audio」のLC3にも対応し、低遅延かつ高忠実度の再生を実現するという。
内部には、MOONDROPが業界大手チップメーカーと共同開発した22nmプロセスのTWS専用SOC「MOONDROP TWS-01」を搭載。SNR106dB、25mW+25mW出力の高性能アナログ回路を備え、全機能を同時駆動する余裕を確保している。
また、特許フルレンジ平面磁界ドライバーと高性能DSPによるチューニングを施し、全帯域で全高調波歪み(THD)0.05%未満を達成。VDSF Target Responseに準拠した正確な音像と自然な音色を再現するとのこと。
ヘッドトラッキング対応の「ダイナミック空間オーディオ」も搭載。3モードの切り替えにより、運動中でも定位感を保ちつつ、スピーカーのような広がりを感じさせる。ANC性能は従来比30.49%向上し、耳圧感を抑えながら広帯域ノイズを効果的に除去。デュアルマイクによるビームフォーミング設計で、騒音下でもクリアな通話が可能としている。
さらに、55ms低遅延の「ゲームモード」、マルチポイント接続、接続タイムアウト設定機能などにも対応。標準付属のフルカバー型レザーケースはレトロなツートーンカラー仕上げで、高級感と耐久性を両立したとのこと。浅めの装着設計により、耳穴の小さなユーザーでも快適に装着可能としている。
「SPACE TRAVEL 2 Ultra」
10月17日発売の「SPACE TRAVEL 2 Ultra」は、特許取得済み13mmリング型片面駆動平面磁界ドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤフォン。Bluetooth 6.0対応で、コーデックはSBC/AAC/LDACをサポート。イヤフォン単体で約7時間の連続再生が可能。
本機は、フラグシップシリーズ「夢回」で培われた特許技術を継承し、2基のN55ネオジウム磁石と極細CCAWボイスコイルを採用。一般的なダイナミック型よりも高効率・低歪・滑らかな高域を実現したという。
DSPによる最適化と非線形歪み抑制により、全帯域でTHD 0.05%未満の高精度再生を実現。ハイレゾ対応のLDAC伝送により、最大96kHz/24bitのロスレス再生にも対応する。
ノイズキャンセリングは、音質への影響を最小限に抑えるフィードフォワード方式を採用し、有効帯域を従来比36%拡大。遮音性だけでなく、装着時の快適性と耳圧低減を重視した設計としている。
AI搭載チップによるハードウェアレベルのノイズ抑制機能も特徴。NPUコアによるAIノイズキャンセリングが、周囲の雑音を除去しつつ声を自然に捉えるとのこと。
そのほか、55ms低遅延の「ゲームモード」やマルチポイント接続、自動再接続、TWSミラーリング、片耳・両耳シームレス切り替えにも対応する。
アプリは最新の「MOONDROP/MOONDROP GLOBAL」に対応。パラメトリックEQや自動EQ、ユーザー共有DSPをサポートし、音質調整を自由に楽しめる。また、音声AI「水月友希(Beta)」を搭載し、声によるチューニング指示や楽曲連動調整も可能。浅めの装着設計により、長時間でも快適なフィット感を実現しているという。