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VODサービスの認知度は7割、利用経験3割。MMD研調査

10代の1/4が週に7時間以上ネット動画を視聴

 MMDLaboは19日、運営するMMD研究所において、「ビデオオンデマンド(VOD)サービスに関する調査」の結果を公表。VODについての認知度は約7割で、利用経験者は約3割だった。有料での利用経験率が高いVODサービスは、「Hulu」が4割超で最も高く、次いで「dビデオ」、「ひかりTV」となった。

有料での利用経験があるオンデマンドサービス(N=75)
(出典:MMD研究所)

 調査は、15~59歳の男女を対象に、インターネット上でアンケートを実施。調査実施日は2015年2月13日で、有効回答数は560人。

 VODサービスの利用経験についての質問では、「無料のVODサービスを利用したことがある」と答えた人が15.5%、「有料のVODサービスを利用したことがある」が7.3%で、「無料と有料、両方のVODサービスを利用したことがある」が6.1%だった。「VODサービスを知っているが利用したことはない」という回答は44.3%で、合わせてVODサービスの認知度は73.2%、利用経験は28.9%となった。

 有料でVODサービスを利用したことがあると回答した75人に、利用したことのあるサービスを複数回答にて聞いたところ、最も多かったのは「Hulu」で42.7%、次いで「dビデオ」(18.7%)、「ひかりTV」(12.0%)、「J:COMオンデマンド」(10.7%)、「U-NEXTオンデマンド」(10.7%)となった。「iTunes」と「スカパー! オンデマンド」はどちらも9.3%、「NHKオンデマンド」は8%だった。

 有料でVODサービスを利用したことがないと答えた485人に、有料でのサービス利用意向について聞いたところ、「有料でも利用したい」と回答した人は4.7%で、73.4%が「無料でなければ利用したくない」と回答した。

 10代~50代の年代別に、1週間のうちどのくらいテレビ、インターネット動画を視聴しているか聞いたところ、10代はテレビを「1週間で7時間以上視聴している」と答えた割合が31.8%で全世代中最も低い割合となったが、インターネット動画を「1週間で7時間以上視聴している」と答えた割合は26.4%となり、全世代の中で最も高かった。

(一條徹)