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ソニーの4K Android TVは4K放送フル対応で43型21万円〜

43/49/55/65型のスタンダード4K BRAVIA「X8500C」

 ソニーは、4Kチューナを搭載した4K液晶テレビのスタンダードモデル「BRAVIA X8500Cシリーズ」を4モデルを6月13日より発売する。65型の「KJ-65X8500C」と55型「KJ-55X8500C」、49型「KJ-49X8500C」、43型「KJ-43X8500C」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は65型が50万円前後、55型が32万円前後、49型が26万円前後、43型が21万円前後。

KJ-55X8500C

 '14年発売の4K BRAVIAスタンダードモデル「X8500Bシリーズ」の後継機で、新たに4Kチューナや、新映像プロセッサ「X1」を搭載し、画質や4Kコンテンツ対応を強化。さらに、OSにはAndroid TVを採用し、ユーザーインターフェイスを一新。音声検索や操作性の大幅見直しを図った。

 4K BRAVIAは、X8500Cシリーズのほか、大型スピーカー搭載のX9400C/X9300Cシリーズ、'14年発売の最高画質X9500Bシリーズの3シリーズ展開となる。X9400C/X9300Cシリーズの詳細は別記事で紹介する。

X9400C/X9300Cシリーズ(上)とX8500Cシリーズ(下)
型番 X9400C/X9300C X8500C
サイズ 75/65/55型 65/55/49/43型
Android TV
HDR 対応予定 -
4Kチューナ
サイドスピーカー -
ハイレゾ -
KJ-65X8500C
KJ-55X8500C
KJ-49X8500C
KJ-43X8500C

新エンジン「X1」や4Kチューナを内蔵

 65/55/49/43型のいずれも3,840×2,160ドット4K液晶パネルと、新4K映像プロセッサ「X1」を搭載。バックライトはエッジ型。液晶パネルは広色域な「トリルミナスディスプレイ」。120Hzの倍速駆動にも対応し、240Hz相当の残像低減を謳う「モーションフローXR240」を搭載する。

KJ-43X8500C
KJ-65X8500C
KJ-55X8500C
KJ-49X8500C

 上位機のX9400C/9300Cとの違いは、LEDバックライトの部分駆動が省かれるほか、パネルも前面ガラスと液晶パネルが一体化したオプティコントラストではなくなる。また、HDR対応もX8500Cでは行なわれない予定。

 ただし、映像エンジンなどの基本的な画質設計はX9400C/9300Cと同じで、画作りの傾向はソニー4K BRAVIAで共通化。新映像エンジンの「X1」は、超解像技術などを集約した「4K X-Reality PRO」や、トリルミナスディスプレイの広色域化技術、輝きや鮮やかさなどを向上する「X-tended Dyanmic Range」などの同社技術を集約しながら1チップ化している。

X1

 X1では、4Kや2Kの映像入力信号に対し、各ブロックごとに適切な映像処理を適用することで画質を向上。これにより、4K映像でもネット配信の15〜30Mbp程度の比較的低ビットレートなものから、100Mbpsの高ビットレート4K映像まで、映像に合わせた適応的な処理を実施する。4K X-Reality PROにおける超解像処理も、4K用の参照データベースを強化し、より細かな線の描写やノイズ削減の強化などが図られる。また、4Kコンテンツだけでなく、2K→4Kアップコンバートの画質も改善している。

KJ-55X8500Cの側面

 3Dは65/55型の2モデルのみが対応。別売のアクティブシャッター方式の3Dメガネ「TDG-BT500A」により3D立体視が可能となる。

 4Kコンテンツ対応強化のため、4Kチューナを搭載したのもX8500Cシリーズの特徴。スカパー! 4K総合/映画やChannel 4Kなどの4K放送をテレビだけで視聴可能になる。ユーザー調査でも4Kコンテンツの質や量に不安の声が高いことから、4K対応を積極強化し、チューナの内蔵を決めたとしている。

 また、4K映像配信サービスへの対応も強化し、ひかりTV 4Kや、アクトビラ4K、YouTube、Netflixなどのサービスで4K映像を視聴できる。VP9コーデックへの対応により、YouTubeの4K映像を再生可能とした。

 なお、別売のUSB HDDへの4K放送録画にも対応するが、出荷時には対応できず、今夏のソフトウェアアップデートで対応予定。4Kチューナのほか、地上/BS/110度CSデジタルチューナ×2(視聴専用と録画専用を各1系統)を搭載。こちらもUSB HDDへの録画は今夏のアップデートで対応する。

Android TVやGoogle Castで操作性一新

 音質面では、X9400C/X9300Cのような大型スピーカーは搭載せず、アンダースピーカー型となる。そのため省スペースで設置できる選択肢としてX8500Cシリーズを訴求していく。ハイレゾには対応しない。同時発表のサウンドバー「HT-ST9」、「HT-CT780/CT380」との併用を統一し、デザイン統一を図っている。

KJ-55X8500Cと新サウンドバー「HT-CT780」をデザインマッチ

 スピーカーは65型がウーファ×2とツィータ×2の2ウェイ構成で、ロングダクトスピーカーにより低音を確保。55/49/43型はフルレンジユニット×2のバスレフタイプとなり、出力は10W×2ch。アンプはS-Masterデジタルアンプ。

 MP3やAACなどの圧縮音源の高域補間などを行ない音質を改善する「DSEE」も搭載。
X9400C/X9300Cでは96kHz/24bitにアップコンバートし、“ハイレゾ相当”のDSEE HXを搭載しているが、X8500C搭載のDSEEは高域補間のみ。それでも普段のテレビ番組(AAC音声)や、ネット動画などの音質も改善できるとしている。

 テレビのプラットフォームとしてOSにAndroid TVを採用。ユーザーインターフェースも一新し、操作性を改善した。無線LANやEthernetも装備し、ネットワーク対応となる。DLNA/DTCP-IPクライアント機能「ソニールームリンク」に対応している。

リモコン。スカパー! プレミアムボタンを備えている
タッチパッドリモコン

 通常の赤外線リモコンに加え、音声入力対応のBluetoothタッチパッドリモコンを用意。タッチやフリックを用いて、画面のアイコンを見ながら、チャンネルや録画番組、映像配信サービス、入力切替などの操作が行なえる。また、リモコンのマイクを用いて、録画番組やYouTubeなどの検索キーワードを音声で入力できる。

 Google Castに対応し、YouTubeやdTV、HuluなどのCast対応映像配信サービスをテレビに出力可能。Cast対応サービスのiOS/Androidアプリから、テレビに再生指示を行なうと、テレビ側で映像をストリーミング再生を開始し、スマホやタブレットはコントローラ/リモコンとして利用できる。Miracastにも対応し、対応スマートフォンなどの画面をそのままテレビに転送可能。

 YouTubeやNetflix、ひかりTV 4K、アクトビラ4Kなどの映像配信サービスにも対応。Huluも利用できる。なお、Neftlixは今秋に、ひかりTV 4Kとアクトビラ4Kは2015年内対応予定としている。

Android TVのアプリ

 アプリストアの「Google Play」からのアプリ追加も可能。ただし、アプリのダウンロードには、Googleのアカウントが必要となる。基本的な機能はソニーが出荷時に用意するが、一部のアプリの追加にはアカウントが必要になる。

 入力端子はHDMI×4(1系統はMHL対応)、コンポーネント映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2。出力端子は光デジタル音声×1とヘッドフォン出力×1(サブウーファ出力兼用)。

壁掛けに対応
スタンド

 消費電力と年間消費電力量は65型が273W、235kWh/年、55型が214W、185kWh/年、49型が179W、150kWh/年、43型が161W、138kWh/年。スタンドを含む外形寸法/重量は65型が145.3×26.5×89.2cm(同)/25.5kg、55型が123.6×22.2×75.9cm(同)/21kg、49型が109.3×20.1×67.9cm(同)/16.1kg、43型が96.1×18.9×60.4cm(同)/13.2kg。

(臼田勤哉)