ニュース

旭化成、VELVET SOUND採用の車載やポータブル向け32bit DAC「AK4432VT」

 旭化成エレクトロニクスは22日、同社のハイエンドオーディオ向けDACで採用しているVELVET SOUNDアーキテクチャを投入し、カーオーディオやサラウンドシステム、ポータブルオーディオプレーヤー、USB DACなどへの利用を想定した32bit DAC「AK4432VT」を発表した。

32bit DAC「AK4432VT」

 VELVET SOUNDアーキテクチャーは、高分解能32bit処理とノイズ耐性の高い設計を採用する事で、繊細な音の表現を可能にするというもの。「AK4432VT」は、192kHzまでのPCMに対応するDACとなる。

  ローディストーションテクノロジーにより、SN比108dBで、低歪-91dBを実現。IRD(Impulse Response Designed)フィルタも備え、32bit処理によるきめ細やかで自然な信号波形を再現できるという。ユーザーが4種類のサウンドカラーを選ぶ事も可能。

 TDM(Time Division Multiplexing)インターフェースの採用で、最大8chまでのデイジーチェーン接続にも対応でき、クロック同期化機能も用意、オーディオ&ボイスプロセッサ「AK7738」の追加用DACとしてシステム拡張に使う事もできる。

 動作温度範囲は-40~105度。パッケージは16ピンのTSSOP(0.65mmピッチ)。

(山崎健太郎)