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旭化成、電流出力採用の最上位DAC「AK4499」。768kHz/32bit/4ch

旭化成エレクトロニクス(AKM)は7日、オーディオDACシリーズの最上位チップとして「VERITA AK4499EQ」の開発を発表した。'19年1月よりサンプル出荷、5月からの販売開始を予定する。

AK4499EQ

ハイエンドDAC「AK4497EQ」に続く、新フラッグシップDAC。AKMの次世代オーディオデバイスが目指す“サウンドフィロソフィー”とそれを実現するためのアーキテクチャとコアテクノロジーを搭載するVELVET SOUNDブランドの名を冠する。

AKM初の電流出力方式を採用(従来は電圧出力)。電流出力方式に最適化したローディストーションテクノロジーにより低歪-124dBを達成。また、DR・SN比についてもモノラルモード時140dBを実現し、世界最高クラスの特性値を謳う。

現行のハイエンドDAC「AK4497」同様に、電気的な余裕度と低域ノイズを大幅に改善した自社オーディオ専用LSIプロセスを採用。情報量と力強さを追求した高音質を実現するとしている。

チャンネル数は4chで、768kHz/32bitに対応。DSD入力は22.4kHz。サウンドカラーフィルターは6種類搭載し、消費電力は667mW。パッケージは128-pin HTQFP。