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テレビ視聴は1日152分に減少。1/4はスマホやタブレット

スマホで動画視聴する人は64%。博報堂DY調査

 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は、テレビやPC、スマートフォンなどメディアとの接触の現状を調査/分析した「メディア定点調査」の2015年版を7日に発表。携帯/スマホ/タブレットを使う時間が、'06年の調査開始以来初めて全体の1/4以上となったほか、東京のスマホ/タブレットユーザーは、6割以上が動画サービスを利用しているという結果が出た。

1日あたりのメディア総接触時間(東京地区)
出典:博報堂DYメディアパートナーズ

 調査では、メディアを、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコン、タブレット端末、携帯電話・スマートフォンの7つに分類し、それぞれの接触時間などについて尋ねている。15〜69歳の男女に対して1月30日〜2月12日に実施しており、サンプル数は2,504(東京620、大阪632、愛知637、高知615)。調査機関はビデオリサーチ。

スマホ/タブレットとの接触が増え、テレビやPCは減少傾向

 東京地区における1日あたりのメディア総接触時間は383.7分で、昨年(385.6分)とほぼ変わらない380分台だった。「携帯・スマホ」が80.3分、「タブレット」が20.6分に伸長した一方で、テレビ(152.9分)やPC(68.1分)など他のメディアがそれ以外が微減。「携帯・スマホ」は'06年の調査以来増え続けている。

 1日あたりの接触時間の構成比(東京地区)は、特に「携帯電話・スマートフォン」の割合が急速に拡大し、昨年にはパソコンを逆転。5年間で7倍強となった。今年「携帯電話・スマートフォン」と「タブレット端末」の構成比は合計で26.3%と初めて全体の1/4を超えた。東京におけるスマホの所有率は69.2%と7割に迫り、タブレット所有率は昨年の20.9%から、27.5%に増えている。

メディア別接触時間の構成比(東京地区)
出典:博報堂DYメディアパートナーズ

1日6時間以上の“メディアヘビー接触層”が半数近くに。スマホ利用者は64%が動画視聴

 1日あたり(週平均)のメディア総接触時間が、4時間未満の人を「メディアライト接触層」、4時間以上6時間未満を「メディアミドル接触層」、6時間以上を「メディアヘビー接触層」と分類すると、メディアヘビー接触層は'06年の4割弱から10ポイント以上伸長し、今年49.6%と半数に迫った。メディアヘビー接触層の中でも、10時間以上の接触者は'06年の5.3%から'15年は11.3%に倍増している。一方、'06年に3割以上存在した「メディアライト接触層」は、今回の結果では2割強まで減少した。

 スマホとタブレットで利用しているサービスの種類(東京地区)については、「動画」と「検索」、「ショッピング」でスマホとタブレットがそれぞれ同じ程度使われているという結果になった。スマホで動画を見る人は、所有者のうち64.5%で、タブレットでの動画利用者は65.1%だった。一方、スマホでの利用が多く、タブレットでの利用が少ないのは、カメラやメール送受信、ソーシャルメディア、音楽などだった。

メディア総接触時間料別の構成比(東京地区)
出典:博報堂DYメディアパートナーズ
スマホ/タブレットのサービス別利用率と利用率の差分(東京地区)
出典:博報堂DYメディアパートナーズ

(中林暁)