ニュース

ブライトーン、電磁石で駆動する励磁型スピーカー「DEER」2機種。専用電源も

 ブライトーンは、DEERブランドの励磁(フィールド)型スピーカー2機種と、駆動に必要な専用コントローラを発売した。ラインナップと価格は、2ウェイスピーカー「RSS-173」が78万8,000円(ペア)、フルレンジスピーカー「RSS-133」が49万7,000円(ペア)。専用電源を内蔵したコントローラー「RPS-1000」が26万3,000円。

励磁型スピーカー「DEER」

 振動板を動かす磁気回路に電磁石を使った励磁型スピーカーは、永久磁石を使った通常のスピーカーと異なる音の鳴り方などが特徴で、駆動には専用の電源が必要。現在ではほとんど製造されていないが、コアなオーディオファンの間で人気が高いという。スピーカー製造を手掛けるローヤル産業では「スピーカーメーカーとしての経験による独自技術を結集し、新品の励磁型スピーカーをできる限り安価で造る」としている。

2ウェイスピーカー「RSS-173」

 2ウェイのRSS-173は、170mm径ユニット(RF1703)と、60mm径ツイータ(RF0503)を搭載。いずれも特殊処理剤で強度を上げたコーン紙や、アラミド繊維のダンパーなどを採用。ツイータのキャップには、高域特性の伸びを考慮したチタンを使用。裏面のダンピング材でチタンの金属音を抑え、金管楽器の音をなめらかに再現するという。

RSS-173
エンクロージャ内部

 エンクロージャは、特殊コーティング処理を内面に施して内部反射音を調整。また、バッフルの振動とスピーカの背圧による裏板の振動を押さえるためのスタビライザーを設け、ダクトに特殊制振樹脂を使った制振材や底面に設けた鋼板などで振動による不要な歪みを抑えている。

 定格入力は50Wで、インピーダンスは8Ω、最大入力は180W。再生周波数帯域は50Hz~35kHz。音圧は90dB W/m。クロスオーバー周波数は6kHz。外形寸法は257×330×420mm(幅×奥行き×高さ)。重量は23kg。

フルレンジスピーカー「RSS-133」

 フルレンジのRSS-133は、特殊処理剤で強度を上げたコーン紙や、アラミド繊維のダンパーなどを採用した130mm径のユニット(RF1303)を1基備える。

RSS-133

 エンクロージャは、内面に特殊コーティングで内部反射音を調整し、スタビライザーや制振材を設けたダクト、底面の鋼板などで振動による不要な歪みを抑えている。

 定格入力は25Wで、インピーダンスは8Ω、最大入力は100W。再生周波数帯域は60Hz~15kHz。音圧は90dB W/m。外形寸法は243×320×390mm(同)。重量は16kg。

専用コントローラー「RPS-1000」

 RSS-173/133を駆動する専用電源を内蔵したコントローラー。スピーカー2機種の励磁電圧は12Vで、利用時にはRPS-1000と組み合わせる必要がある。励磁型スピーカーの駆動に最適な電圧を供給できるよう、9~12Vの範囲で出力電圧を調整可能。コントロール出力は左右各チャンネルで2出力ずつ備え、端子にノイトリック製「NLT4FP-BAG」(オス型4Pコネクタ)を採用した。最大消費電力は190W。外形寸法は280×256×109mm(同)。重量は3.2kg。

RPS-1000

(庄司亮一)