ニュース

PS4をPCからプレイ。Dailymotionにも対応するPS4新ファーム“MUSASHI”公開

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(旧ソニー・コンピュータエンタ テインメント)は6日、予告通りPlayStation 4(PS4)の最新ファームウェアVer.3.50(MUSASHI:ムサシ)を公開した。PCからPS4ゲームを楽しめるPCリモートプレイに対応するほか、細かなアップデートも行なわれている。

PCからPS4をリモートプレイしているところ

 アップデートの目玉機能は「PCリモートプレイ」の対応。他の端末にPS4の画面を表示し、ゲームプレイが出来る「リモートプレイ」をパソコンにも対応させたものとなる。対応OSは、Windows 8.1/10と、Mac OS X 10.10/10.11。

 専用ソフトをパソコンにインストールし、パソコン側から「PS4リモートプレイ」選択し、PS4で利用しているSony Entertainment Networkのアカウントでサインインすると、PCの画面でPS4がPlayできるようになる。プレイする際は、パソコンにワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)をUSBケーブルで接続する必要がある。

 必要な通信速度の目安は、上り/下りともに最低5Mbps以上。PS4とパソコンは有線でインターネットに接続するよう推奨されている。家庭内だけでなく、インターネットを介した外出先や出張先からのリモートプレイも可能。画面解像度は360p、540p、720pを選択可能で、フレームレートは30フレームと60フレームから選択できる。

 その他の強化機能は以下のとおり。

  • シェア機能のブロードキャスト配信先に「Dailymotion」を追加
  • ユーザーによる[イベント]作成が可能に。日時や参加可能Player数などを設定し、プレイしたいユーザーに招待状を送付。一緒にゲームができる
  • パーティー機能に「セッションプレイ」を追加。対応するゲームの場合、自動でゲームセッションへの招待が送られ、すぐにゲームセッションが始められる
  • フレンドがオンラインになった際にお知らせメッセージが表示されるようになる
  • 自分のオンラインステータスを擬似的にオフライン状態にできる
  • イベントやパーティーへの招待をグループやコミュニティーに送信可能に
  • 他のプレーヤーのアクティビティをシェアできるように
  • スクリーンショットやビデオクリップをアップロードする際に、一緒に遊んだプレーヤーをタグ付きできるようになる
  • コンテンツによっては、コンテンツインフォメーション画面に関連する公認アカウントが表示されるようになり、フォローしやすくなる
  • 設定の[ネットワーク]内で、PlayStation Networkのサービス状況を確認できるようになる
  • フレンドがパーティーに参加した際、お知らせメッセージを表示しない設定が可能に
  • 一定年齢以上の場合、マスターアカウントのユーザーがいなくてもサブアカウントが作成可能に
  • アクセシビリティーに対応している機能が増加

 なお、PS4 Ver.3.50の提供に合わせて、スマートフォン/タブレット用のアプリ「PlayStation App」もVer.3.50が提供開始した。

シェア機能のブロードキャスト配信先に「Dailymotion」を追加

(山崎健太郎)