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DJI、手持ちで安定した4K撮影「Osmo RAW」。マイクロフォーサーズ採用
(2016/4/18 12:46)
DJIは米国時間の17日、ブレを抑え、手持ちで安定した撮影が可能なカメラシステム「Osmo RAW」を発表した。既に発売されている手ぶれ補正機能を備えたハンドル「Osmo」と、マイクロフォーサーズマウント採用の4Kカメラ「Zenmuse X5R(X5R)」、512GB SSDを組み合わせたシステムとなっている。
3軸のジンバルモーターを備え、カメラを安定させ、手持ちでもブレを抑えた撮影ができるという。安定した空撮を行なうドローン「Inspire 1 RAW」と同じ技術が使われている。
パンとチルトはOsmoの操作ボタン、またはスマートフォンにインストールしたアプリ「DJI GO」から行なえる。フォーカスとアパーチャもアプリから制御できるほか、オプションのDJI Focusユニットを使うこともできる。
「Zenmuse X5R」はマイクロフォーサーズ規格に準拠し、レンズ交換できるのが特徴。1,600万画素の静止画や、4K動画撮影(MPEG-4 AVC/H.264)も可能。カメラの詳細は既報の通り。
ISO感度は100~25,600まで対応。4K映像は、ビッドレート最大2.4Gbps、平均1.7GbpsでのCinemaDNGファイルで録画でき、D-LOGモードも搭載。ポストプロダクションで、豊富なカラーグレーディングが可能という。
X5Rだけではなく、Osmoシステムでは「Osmo Pro」と呼ばれるマイクロフォーサーズマウントのカメラ「X5」とジンバルも利用可能。X5Rと同じアダプタを使用できる。
さらに、カメラの「Zenmuse X3」もOsmoに取り付け可能だが、その手ぶれ補正機能を高める新アクセサリ「Z-Axis」も発売する。X3とOsmoのハンドルの間に取り付けるアタッチメントで、4つ目の垂直軸のブレも補正。緩衝装置、グリップリリースボタン、安定性の角度をコントロールするノブも備えている。
また、Osmoの標準バッテリでは、4Kの撮影可能時間は66分だが、これを96分まで延長するバッテリも発表。このバッテリを使うと、Osmo Proでは、標準バッテリで60分のところ78分に、Osmo RAWでは26分のところ、37分まで延長可能。