ラックスマン、車載用パワーアンプのフラッグシップ

-「CM-20000」に最新回路を投入した100台限定モデル


8月発売

標準価格:52万5,000円(100台限定)


 ラックスマンは、カーオーディオ用ステレオパワーアンプのフラッグシップモデル「CM-20000 Limited」を8月より発売する。価格は52万5,000円で、100台限定としている。カラーはシャンペンゴールド。

 2002年に発売されたリファレンスモデルである「CM-20000」に、同社のホームオーディオ用ハイエンド製品の最新回路を導入して性能を強化した製品。出力は100W×2ch(4Ω)、200W×2ch(2Ω)で、瞬間最大出力は400W×2ch(1Ω)。

 増幅には独自のODNF回路の最新バージョンである3.0を採用。誤差検出部をパラレル化して回路の低インピーダンス化を図り、歪みやSN比などの特性を改善、聴感上のダイナミックレンジを大幅に改善したという。また、最終段はハイパワーの4パラレル8トランジスタ構成で、「あらゆる負荷環境に余裕を持って対応する」としている。

 一方、BTLモノラルスイッチなどの切り替え機能は省かれ、「高次元のドライブ力をストレートに堪能していただく仕様とした」(同社)ことも特徴となっている。

天面プレートを外すとボリューム調整ノブが現れる

 電源はカスタマイズされた大容量ブロックコンデンサを使用し、各チャンネル独立構成。音声信号の流れに配慮し、スムーズな電流伝送を実現するという105μm厚のラウンドパターンを用いたPCBを採用する。

 SN比は110dB以上。全高調波歪率は0.005%以下。RCA入力端子には、銅と同等の導電率と真鍮の硬度を併せ持つという20mmピッチのカッパーアロイ製端子を装着している。

 デザイン面では、トップパネル中央に、赤入れ文字で「Luxman」ロゴを刻んだ金メッキ鏡面仕上げのデコレーションプレートをレイアウト。

 消費電力は定格出力時が354W、無信号時が33.6W。外形寸法は480×76×302mm。重量は9.5kg。取り付けビスや六角レンチなどが付属する。



(2010年 7月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]