ソニー、9型液晶/DVD再生も可能なウォークマンコンポ

-「CMT-L7D」。地デジ録画DVDや静止画も再生可能


9型の液晶ディスプレイを備えた「CMT-L7D」

 ソニーは、ウォークマン用Dockコンポの新モデルとして、9型の液晶ディスプレイを備えた「CMT-L7D」を10月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーはブラック。

 さらに、発売中のウォークマン用Dockコンポ「NAS-V5」に、新たにホワイトモデルを追加する。発売日は10月9日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。


■ CMT-L7D

CMT-L7D
 9型の大画面液晶とスロットインタイプのCD/DVDプレーヤーを備え、FM/AMラジオを内蔵。天面にウォークマン用DockやSDメモリーカード、USBメモリ用スロットなどを備えた多機能コンポ。CDに加えDVDビデオの再生も可能。さらに、ウォークマンの中に収録された動画ファイルや、SDカード/USBメモリに保存された動画ファイルの再生にも対応する。

 DVDはCPRMにも対応しており、DVDレコーダなどで保存した地上デジタル放送の再生・表示も可能。動画ファイルの対応フォーマットはMPEG-4(.mp4/.avi)、MPEG-1/2。ミュージックコンポであると同時に、個室用ディスプレイとしての使い方も想定。

 音楽DVDを再生するといった使い方も提案している。静止画ファイルの表示も可能で、デジタルフォトフレームとしても使用できる。スライドショー再生も可能で、ウォークマン/CD/AM/FMいずれかの音声と、静止画を同時に出力できる。


天面の左側にウォークマン用DockとスロットインタイプのCD/DVDドライブを備えている天面背面

 音楽ファイルの再生対応形式はMP3(32~320kbps、32/44.1/48kHz)。WMA(48~192kbps、44.1kHz)、AAC(m4a、48~320kbps、44.1kHz)。ウォークマンからの映像/音楽再生だけでなく、歌詞表示機能「歌詞ピタ」の画面も「CMT-L7D」のディスプレイに出力可能。コンポの前でカラオケの練習もできる。

 ディスプレイのサイドにタッチセンサーキーの操作部を用意。内蔵アンプはフルデジタルのS-MASTERで、総合出力は100W。ディスプレイにはカレンダーを表示する事もできる。

 入出力は、WM-PORT、USB端子、ライン入力、ヘッドホン端子を各一系統備える。外形寸法と重量は、本体が330×138×203mm(幅×奥行き×高さ)/約3.6kg、スピーカー1本が140×138×203mm(同)/約1.3kgとなっている。消費電力は70W。


■ NAS-V5 ホワイトモデル

NAS-V5 ホワイトモデル

 4月から発売されている「NAS-V5」のホワイトモデル。従来はブラックとピンクのみだったが、新色の追加で合計3色展開となる。

 天面にウォークマンやUSBメモリを搭載でき、内部の楽曲を再生できるドックコンポ。天面にウォークマン用のドックを装備するほか、CDプレーヤーも内蔵しており、CDからウォークマンへの2倍速録音も可能。録音形式はMP3(128/256kbps)。AM/FMラジオも備え、ラジオのウォークマン録音にも対応する。タイマー録音も可能。PCを使わずにCDからウォークマンへの転送ができるのが特徴となっている。

 IEEE 802.11b/gの無線LANとEthernet端子を備え、インターネットラジオの受信に対応。「vTuner」と「SHOUTcast」のサービスを利用し、世界中のネットラジオを受信できる。DLNAにも対応しており、PCや同社のネットワークコンポ「ネットジューク」に蓄積した楽曲を、ネットワーク経由で再生可能。DLNAのデジタルメディアレンダラー(DMR)に対応しない。 外形寸法は425×194×214mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約3.6kg。


(2010年 9月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]