「東京国際アニメフェア2011」開催が正式決定
-開催10周年。出展は昨年の244社から161社に
昨年の会場の様子 |
東京国際アニメフェア実行委員会(実行委員長:石原慎太郎東京都知事)は9日、アニメ総合イベント「東京国際アニメフェア2011」の開催を正式決定したと発表。3月24日~27日に東京ビッグサイトで行なう。
会期のうち24~25日は関係者向けのビジネスデー。26日からのパブリックデーの入場料金は、一般が当日1,000円/前売り800円、中高生が当日500円/前売り400円。
「東京国際アニメフェア」は、国内外のアニメ制作会社や、テレビ/映画会社、玩具/ソフト開発関連企業など、アニメに関わる企業や団体が参加する国際的な総合見本市。2002年から毎年春に開催され、2011年で10周年を迎える。
なお、今回のアニメフェアについては、2010年12月15日に東京都議会で可決された「東京都青少年健全育成条例改正」に反対する角川書店やアニプレックス、キングレコード、ジェネオン・ユニバーサルなど8社が出展取りやめを表明。この8社は新しいイベント「アニメ コンテンツ エキスポ」を3月26日~27日に幕張メッセで行なうと発表している。
一方、アニメフェア実行委員会は開催概要を決める「東京国際アニメフェア2011 調整会議」を2月7日に行なった結果、例年通り開催することを決定した。
見本市会場には、2月7日時点でアニメ関連企業・団体が161社、480小間が出展予定。前回2010年の出展社数244社からは大幅に減少している。主な出展社として、NHKや日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京などのテレビ局や、バンダイビジュアル、東映アニメーションなどの制作/販売会社、スタジオジブリ、手塚プロダクションといった制作会社らが名を連ねている。また、中国や韓国、カナダなど海外からも出展している。
見本市では各社が新作アニメなどの情報を紹介。また、優秀なアニメ作品を表彰する「コンペティション」や、シンポジウム、ステージイベントなども行なう。子供向けのキャラクターショーや、アニメソングライブなども予定。10周年特別企画展も行なわれる。
(2011年 2月 9日)
[AV Watch編集部 中林暁]