ヤマハ、シアターラックで大きなノイズ発生の不具合

-特定設定時“クラクション程度”の音。YSPも


左から「YRS-700」、「YRS-1100」、「YRS-2100」

 ヤマハは17日、シアターラックやサウンドプロジェクターなどの一部製品で、特定の設定を行なった場合に、非常に大きなノイズを発生する可能性があることを発表。ユーザーに使用時の注意とともに、ファームウェア更新のため、同社専用窓口に問い合わせるよう呼びかけている。

 不具合が発生する可能性があるのは、シアターラックシステムPOLYPHONYの「YRS-700」、「YRS-1100」、「YRS-2100」と、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-2200」で、特定の製造番号とファームウェアバージョンの製品で発生する。

 不具合は、「特定の設定時、電源を切って再び電源を入れた際に非常に大きなノイズが発生する」というもの。例えばYRS-700では、リモコンのレベルキーを押し、センター、サラウンド左右いずれかの音量レベルをマイナス(-)1.0dBに設定。電源をOFFにして、電源を入れた際に不具合が発生する。そのため上記設定は絶対に行なわないよう呼びかけている。

 対象モデルのうち、特定の製造番号/ファームウェアの製品で発生。本体から1m離れた位置で最大110dB程度の音量(自動車のクラクション程度)で継続的に鳴りつづける恐れがあるという。


【修正対象の製品の製造番号/ファームウェア】
型番製造番号ファームウェアバージョン
YRS-7001501~076314.02.02 または 5.02.02
YRS-110001501~092514.03.02 または 5.03.03
YRS-210001501~02745
YSP-220001501~139094.03.03 または 5.03.03
YRS-2100のアーバンブラウンモデルYRS-1100のホワイトモデルYSP-2200

 ヤマハでは修正ファームウェアを配布し、対応する。不具合修正は修理担当者の訪問と、アップデート用CDの配布の2種類を用意しており、同社の専用窓口に連絡するよう呼びかけている。


連絡先:ヤマハ サウンド・プロジェクター コールセンター
     Tel.0120-05-5365

(2011年 2月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]