富士フイルム、3Dカメラ「W3」に長時間HD動画モード

-ファームアップで約2倍の長時間録画が可能に


FinePix REAL 3D W3

 富士フイルムは24日、3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」の最新ファームウェアを提供開始。3Dのハイビジョン動画撮影に長時間撮影モードを追加した。

 最新ファームウェアのVer.1.10では、3Dハイビジョン動画撮影で「長時間撮影モード」(Economyモード)が設定可能になる。これにより、従来の約2倍の長時間3D録画が可能になる。従来の「HD」での動画撮影時は4GB(約10分)で撮影が自動停止していたが、長時間撮影用に画質を調整し、録画時間を伸ばしている。

 また、ビューワーソフト「MyFinePix Studio」もアップデートし、3D動画編集機能を強化。3D動画の始点と終点を選択するだけで、YouTubeへ3D動画をアップロード可能になる。YouTubeでのアップロード時にサイド・バイ・サイド方式に自動変換し、YouTubeで3D表示するための設定をタグ付けも自動で行なう。

 そのほかのアップデート項目として、GPSを活用した機能を追加。FinePix F550EXR/XP30で撮影したGPS情報に対応し、地図やランドマークの情報を元に画像検索するスマートサーチや、GPS搭載カメラで移動軌跡をONにしていた間の移動ルートや撮影写真を一つのフォルダに自動ソートする機能を搭載。「Map Viewer」では、撮影写真とともに移動の軌跡をGoogleマップ上に表示する。また、mixiへの自動アップロード機能も追加する。


(2011年 2月 24日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]