パナソニック、ラジオ内蔵のPCM/MP3レコーダ2モデル

-スピーカークレードル付属。大型液晶と薄型筐体


 パナソニックは、ラジオ内蔵のリニアPCMレコーダ2モデルを9月8日に発売する。大型液晶を備えた「RR-RS150」と、薄型筐体の「RR-RS250」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はいずれも3万円前後。「RR-RS150」はブラック(K)とホワイト(W)の2色を用意し、「RR-RS250」はブラック(K)のみ。

大型液晶の「RR-RS250」本体とクレードル型スピーカー薄型筐体の「RR-RS250」本体とクレードル型スピーカー

 リニアPCM(WAV)とMP3の録音に対応したレコーダで、本体にAM/FMラジオも内蔵。さらに、クレードル型スピーカーも付属し、据え置きのラジオとしても利用可能。クレードルに装着したICレコーダの充電も可能なほか、ラジオのアンテナ延長端子も備える。

 録音形式はリニアPCM(16bit/44.1kHz)と、MP3(ステレオ64~320kbps/モノラル32kbps)が利用可能。ラジオ録音はMP3で、RS150が128/64kbps、RS250が128kbpsのみとなる。本体にステレオマイクを内蔵。録音時のローカットフィルタも備える。記録メディアはmicroSD/SDHCカードで、4GBのカードが付属する。

 ラジオはリアルタイム聴取/録音のほか、最大20件の予約録音が可能。1回(24時間以内)毎日、曜日指定、日付指定(翌月末まで)の4パターンで予約設定できる。録音したファイルを自動で分類するソート機能や、語学学習用などに使える21段階の再生スピード調整にも対応。RS150のみの機能として、予約録音に失敗した場合にエラー表示することが可能。また、8種類のファイル検索機能もRS150のみ利用できる。

 そのほか、両機種の違いとしてRS150は39×25mmの大型液晶を備え、操作性を向上。スピーカークレードルに独立したスリープタイマーボタンを備えている。RS250は薄さ11mm(最厚部16.4mm)の薄型筐体を採用。外部入力端子はRS150がレコーダ本体に、RS250はスピーカークレードル側に搭載する。さらに、RS150は本体にステレオミニの外部マイク入力も備える。本体の内蔵スピーカーは、RS150が18mm径、RS250が13.5×9.8mmで、出力はRS150が300mW、RS250が50mW。

 電源は単4電池で、RS150が2本、RS250が1本使用する。付属充電池(RS150がニッケル水素、RS250がリチウムイオン)での連続録音時間は、RS150がPCMで約14時間/14.5時間(48kHz/44.1kHz)、MP3ステレオで約17.5時間~23時間。ラジオ録音が約7.5~9時間。RS250はPCMで約21.5時間/22.5時間(48kHz/44.1kHz)、MP3ステレオで約25時間~32時間。ラジオ録音が約11~12.5時間。ラジオ受信は、RS150がFMで6.5時間、AMで6時間。RS250はFMで8.5時間、AMで9時間。

 パソコンとの接続はUSB 2.0で行なう。レコーダ本体の外形寸法と重量(バッテリ含む)は、RS150が約113.7×54.7×19.1mm(縦×横×厚さ)、約102g。RS250が約112.5×43.75×16.4mm(同)、約67g。

 スピーカークレードルの電源はACアダプタを使用し、消費電力はいずれも約8W。スピーカーのアンプ出力は、RS150が0.5W×2ch、RS250が1W×2ch。RS250はレコーダ側の電池でもスピーカーを駆動でき、充電池利用時のアンプ出力は0.2W×2ch。外形寸法と重量は、RS150が約209.2×104.5×123mm(幅×奥行き×高さ)、約680gで、ICレコーダー本体セット時の高さが128mm。RS250が約180.9×30.9×141mm(同)、約343g。



(2011年 8月 4日)

[AV Watch編集部 中林暁]