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TASCAM、32bitフロート録音&USB-C対応のPCMレコーダ。2.2万円から
2025年1月29日 19:33
TASCAMは、32bitフロート録音とUSB Type-Cに対応したステレオポータブルレコーダー「DR-05XP」と、可動式マイク型の「DR-07XP」を2月15日より発売する。価格はオープンプライス。直販価格はDR-05XPが22,000円、DR-07XPが29,700円。
2019年発売のポータブルレコーダー「DR-05X」「DR-07X」の後継機。小型軽量でプロ品質の録音を可能にする基本性能はそのままに、新たに32bitフロート録音に対応。また、インターフェースがUSB-Cに変更され、microSDカードスロットも最大512GBまでの容量をサポートした。
DR-05XPとDR-07XPの大きな違いはマイク。DR-05XPは固定式の無指向性コンデンサーマイク(最大125dB SPL)を搭載する一方、DR-07XPには単一指向性のA-B/X-Y可動式コンデンサーマイク(同)を搭載している。マイク以外の基本機能・性能は共通となる。
最大の進化ポイントが、32bitフロート録音の対応。これにより、入力レベルを細かく設定することなく、音割れしない高品質な録音を実現。WAV(32bit float/24bit/16bit、96k/48k/44.1kHz)フォーマットに加え、MP3フォーマットにも対応。用途に応じたファイル形式を選択できる。
従来のUSB Micro-B端子から、USB Type-Cへインターフェースを変更。2入力/2出力オーディオインターフェースとしても機能し、パソコンやiOSデバイスと接続することでPCの録音ソフトウェアに直接録音ができる。さらに、ポッドキャストや楽曲の制作だけでなくASMRやゲーム実況のライブ配信など、幅広い用途にも活用できる。
従来モデル同様、各種録音機能を搭載。クロマチックチューナーの内蔵やリバーブエフェクト機能、オーバーダビング機能など、楽曲制作に欠かせない機能を備える。
コンパクトボディを活かし、フィールド録音用途として手軽に持ち出せるのも本機の強み。3段階のローカットフィルターにより風によるウィンドノイズなど環境による不要なノイズを排除可能。本体背面にはカメラネジを装備し、ハンドグリップにマウントすることもできる。
また、別売のシューマウントアダプターを使えば、DSLRなどのカメラ本体、iPhone用ビデオリグへの装着も可能。3.5mmステレオミニプラグやUSBケーブルで接続することで、本機の内蔵マイクで収音した音声をカメラやiPhoneへ送ることができる。
128×64ドットのバックライト付き小型液晶を搭載。単3形アルカリ乾電池2本で、最大17.5時間駆動できる。
外形寸法/重量(電池含む)は、DR-05XPが142.3×60.5×27mm(縦×横×厚み)/174g、DR-07XPが159.7×68×27mm(同:X-Y時)・159.7×90.3×27mm(同:A-B時)/184g。