パナソニックがJVCケンウッドの筆頭株主から外れる

-業務提携も解除


 JVCケンウッドは5日、パナソニックが筆頭株主から外れることを発表した。

 パナソニックは、現在保有する2,664万5,466株のうち、2,422万5,400株の売却を決定した。売出価格は未定で1月17日から19日の間に決定する。これにより、パナソニック保有のJVCケンウッド株式は242万66株となり、議決権に占める保有株式の割合は売却前の19.28%から、1.75%まで減少。筆頭株主から第7位に低下する。

 この売り出しによってパナソニックは、JVCケンウッドの主要株主ではなくなり、2007年のビクターとケンウッド資本業務提携時における、パナソニックとの業務上の提携/協力に関する合意は解除される。ただし、「業務上の提携/協力は実質的に終了している」とのことで、JVCケンウッドの経営、事業、財務状況に影響はないとする。

 JVCケンウッドでは、映像、音響技術や無線技術、音楽/映像ソフトをコアに、カーエレクトロニクス、業務システム、ホーム&モバイルエレクトロニクス、エンタテインメントの4事業を推進していくとしている。


(2012年 1月 6日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]