パイオニア、5.8型タッチ液晶の2DIN カーAVなど4製品
-「カロッツェリアχ」の技術を搭載した高音質機も
パイオニアは、カロッツェリアブランドの車載AV新製品4モデルを2月より順次発売する。5.8型液晶搭載の2DINメインユニット「FH-770DVD」と、1DINのメインユニット3モデルをラインナップし、価格は下表の通り。
サイズ | 型番 | 仕様 | 発売時期 | 価格 |
2DIN | FH-770DVD | 5.8型液晶 DVD/VCD/CD/USB AM/FM | 2月 | 33,600円 |
1DIN | DEH-970 | CD/Bluetooth/USB/SD AM/FM/DSP | 3月 | 36,750円 |
DEH-770 | CD/USB/SD AM/FM | 2月 | 18,900円 | |
DVH-570 | DVD/VCD/CD/USB AM/FM | 22,050円 |
FH-770DVD | DEH-970 | DEH-770 |
■ FH-770DVD
5.8型/QVGA解像度のタッチパネル液晶を備えた2DINメインユニット。音楽CDやDVDビデオだけでなく、iPod/iPhone(別売ケーブル使用)やUSBメモリの動画なども再生可能。「タッチパネルにより直感的に使えるインターフェイスを搭載することで、新しいタイプのカーオーディオとして市場に提案していく」という。
DVD/CDドライブ部は、音楽CD/CD-R/CD-RW、DVDビデオ/DVD-R/DVD-RWに対応。DVD-R/DVD-RWはVRモードにも対応し、録画したデジタル放送の番組も再生できる。再生対応フォーマットは動画がDivX/MPEG、音楽がWMA/MP3/AAC、静止画がJPEG。なお、AACはiTunes 10.1以前でエンコードされたファイルのみ再生可能としている。
圧縮音源を高音質で再生するという「アドバンスド・サウンドレトリバー」や、8バンドのグラフィックイコライザを搭載。アンプは低歪率/高効率の「Power MOS FET」で、出力は50W×4ch。電源を入れてから立ち上がるまで約4秒という高速起動(ラジオ受信時)も実現している。
前面にUSB端子を備え、別売ケーブル「CD-IUV51M」を介してiPod/iPhone接続可能。4極ミニのAV入力も前面に備える。背面にはRCA映像/音声入力端子を搭載。前面にそのほか、車のバックギアに連動して画面を別売リアカメラの映像に自動で切り替えるバックカメラ入力端子も装備。2系統の音声出力を備え、サブウーファ出力も装備。取付寸法は178×163×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg。
■ DEH-970/DEH-770/DVH-570
いずれも1DINサイズのメインユニット。DEH-970は、同社のハイエンドモデル「カロッツェリアχ」に採用した高音質再生技術を採用するほか、Bluetoothも搭載。DEH-970/770はCDとSDカード/USBメモリ内の音楽が再生可能で、DVH-570はDVD/CD/USB再生に対応する。
DEH-970は、車室内に適した音場を生成する「オートタイムアライメント&オートイコライザー」や、マルチアンプ/マルチスピーカー再生時に各チャンネルへ送る信号を調整する「ネットワークモード」を搭載。さらに、カロッツェリアχと同等のサウンドマスタークロック回路を搭載したことで、高音質再生を実現するという。
背面にはUSBを備え、USBメモリのほかに別売ケーブル経由でiPod/iPhoneも接続可能。再生フォーマットは、WMA/MP3/AAC/WAVに対応(AACはiTunes 10.1以前でエンコードされたファイルのみ)。また、Bluetoothを内蔵したことで、対応スマートフォンを利用してワイヤレスでの楽曲再生や操作、ハンズフリー通話が行なえる。
ロータリーボリュームやレバーキー、日本語3行表示に対応した液晶ディスプレイを搭載。ディスプレイと操作ボタンには約22万色のイルミネーションを備え、カラー選択も行なえる。アンプ出力は50W×4ch。
DEH-770は、独自の楽曲再生技術「MIXTRAX EZ」を搭載。楽曲を途切れさせることなく、エフェクト効果を効かせたノンストップミックス再生が行なえる。また、ロータリーボリュームやレバーキー、日本語3行表示に対応した液晶ディスプレイを搭載。22万色のイルミも備える。アンプ出力は50W×4chで、再生対応フォーマットもDEH-970と同じ。
DVD搭載のDVH-570 |
DVH-570はDVD再生にも対応したモデルで、DVD-R/RWにVRモードで記録したデジタル放送の番組も再生できる。また同社のポータブルナビ「AVIC-T99」や「AVIC-T77」と組み合わせてAVナビへ発展可能としている。
操作ボタンを大型化してボリューム周りにレイアウトしたことで、楽曲検索などが簡単に行えるという。また、4つのライティングボタンに「デュアルLEDイルミネーション」(ブルー/レッドから選択)を採用し、車室内の印象を好みに応じて変えられることも特徴。
USBも備え、別売ケーブルの利用でiPod/iPhoneも再生可能。対応フォーマットは動画がDivX/MPEG、音楽がWMA/MP3/AAC、静止画がJPEG。アンプ出力は50W×4ch。
(2012年 1月 12日)
[AV Watch編集部 中林暁]