地デジ難視聴対策の衛星放送申込を3月に終了


 社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は、2009年度から実施中の、暫定的難視聴対策のための衛星放送受信設備整備支援の利用受付申し込みを2012年3月31日をもって終了する。ただし、東日本大震災の影響で地上アナログ放送の終了期限が延長された東北三県(岩手、宮城、福島)については引き続き申し込みを受付る。

 同支援策は、地上アナログ終了までに地上デジタル放送が送り届けられない地区に居住している人を対象に、暫定的にBS放送を利用して地デジ放送を行なうもの。必要最低限の受信設備支援を無償で行なうが、スクランブルをかけているため対象地区以外は視聴不可。NHKおよび地域民放と同系列の東京キー局番組の放送を2015年3月末まで実施する。

 この申込を、東北三県以外では3月31日をもって終了。今後は、地デジ視聴が困難な地区に転入した人や、災害による一時利用などの例外的な事例のみで受け付けるとしている。


(2012年 2月 3日)