RIAJ、2012年第1四半期の音楽配信売上実績発表

-ネットの数量は5期連続二桁プラス。全体では前年割れ


 日本レコード協会(RIAJ)は28日、2012年第1四半期(1~3月)の有料音楽配信売上実績を公開した。第1四半期のダウンロード数は前年同期比77%の7,817万1,000回、売上金額は同80%の154億1,000万円で、いずれも2割減の前年割れとなった。

 統計は、協会加盟全社の配信実績をまとめたもの。シングル/アルバム曲、音楽ビデオなどを合計した「インターネット・ダウンロード」、オリジナル音源による携帯電話用シングル曲及び、着メロ、着信音などの「モバイル」、「その他」の3項目を集計している。

 インターネットからのダウンロードは、ダウンロード数が前年比131%の1,897万5,000回、金額では同138%の39億7,100万円で、数量は5期連続の二桁プラス。回数の内訳は、シングルが前年比133%の1,726万9,000回、アルバムが同124%の97万7,000回。

 モバイルは、ダウンロード数が前年比69%の5,883万7,000回、金額が同69%の111億2,400万円で前年割れだった。

 「その他」に含まれるサブスクリプションサービスは、インターネットが前年同月比132%の9,800万円、モバイル向けが同85%の6,700万円となった。


(2012年 5月 28日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]