エプソン、渋谷ヒカリエでプロジェクタを使った癒し空間


Fu-Fu-Fu

 セイコーエプソンは、同社の3LCDプロジェクタを使った展示を東京 渋谷の渋谷ヒカリエで27日より開始する。

 渋谷ヒカリエ8階にオープンしたメンバー制のコワーキングスペース/ラウンジ「クリエイティブラウンジMOV」のショーケース「aiiima(アイーーーマ)」の2つの枠を使って、同社のプロジェクタ「EB-435W」を使ったインスタレーション作品を展示。展示期間は6月27日から7月8日までで、ヒカリエを訪れた人であれば誰でも見ることができる。


EB-435WクリエイティブラウンジMOV
Fu-Fu-Fu

 エプソンのプロジェクタが、主な利用シーンである、会議室や教室だけの映像投射でなく、さまざまな用途で利用できるということをアピールするための展示。「Fu-Fu-Fu」、「So-ra-mi-ta-ko-to-ka」という2つの展示が行なわれており、いずれも超単焦点プロジェクタ「EB-435W」の映像を、ショールなどの衣類を中心に活用される極薄繊維「スーパーオーガンザ」を重ねたスクリーンに投射している。

 Fu-Fu-Fuでは、天井から吊り下げた7枚のスーパーオーガンザスクリーンを挟むような形で、2台のプロジェクタから映像を投射。スクリーンの間に自ら入ることで、あたかも映像空間の中に居るような感覚が体験できる。

Fu-Fu-Fu

 So-ra-mi-ta-ko-to-kaは、天井に3枚のスーパーオーガンザスクリーンを配置。EB-435Wから映像を投射し、リクライニング式のソファーで見上げて楽しむことができる。エプソンが用意した、金魚や森林の映像のほか、女子美術大学 アート・デザイン表現学科や、日本大学芸術学部映画学科が作品を提供している。

So-ra-mi-ta-ko-to-ka
クリエイティブラウンジMOV aiiimaに展示

 エプソンは、会議室用プロジェクタなどを「クリエイティブラウンジMOV」に納入しているが、ラウンジを運営するコクヨは、クリエイターらが集まるスペースを目指しており、ヒカリエの8階フロアも「クリエイティブスペース 8/(ハチ)」を標榜し、ギャラリーやミュージアムなどを集約したスペースとして展開している。そのためエプソンは新しい空間創造提案の一環として、今回の展示を企画。プロジェクタの実用性だけでなく、映像表現のツールとしてのプロジェクタを、場に集うクリエーターに訴求していきたいという。



(2012年 6月 26日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]