タイムロード、ULTRASONE初のイヤフォン「IQ/Tio」

ダイナミック型とBAを両方搭載した「IQ」

　タイムロードは、ULTRASONE初のイヤフォンとして、「IQ」と「Tio」の2モデルを10月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「IQ」が79,800円前後、「Tio」が46,200円前後。

　また、既発売のヘッドフォン「edition8」の新バージョンとして、ケーブルが着脱式になり、カラーやデザインが変更された、「edition8 Romeo」と「edition8 Julia」を11月中旬に発売予定。価格はどちらも151,200円となる。

　なお、これらのモデルは10月27日～28日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2012」でサンプル出展される予定。

■IQ

IQの構成パーツ。ダイナミック型とBAを両方内蔵しているのがわかる

　TioとIQはULTRASONE初のイヤフォン。どちらもカナル型(耳栓型)で、上位モデルの「IQ」は、バランスド・アーマチュア(BA)ユニットと、8mm径のダイナミック型ユニットを内蔵した、異なる方式のユニットによる2ウェイハイブリッドイヤフォンとなっている。

　ダイナミック型ユニットは低音を担当。BAユニットは中高域を担当しており、「抜けるようにクリアでしなやかなサウンド。低域との繋がりもナチュラルで、ULTRASONEオーバーヘッド型ヘッドフォンを彷彿とさせる3次元的サウンドが特長」としている。

　再生周波数帯域は17Hz～21kHz。インピーダンスは20Ω。感度は106dB。出力音圧レベルは119dB。

　ケーブルは着脱式で、2種類のOFCケーブルが付属。標準のケーブルは、耳掛けスタイルで装着するためのもの。フレキシブルワイヤーが耳の後ろに来る部分に内蔵されている。もう1つのケーブルはマイクリモコン付きのもので、スマートフォンなどの音量調整や再生操作、通話などが可能。Androidスマートフォン用に、リモコンアプリが無料でダウンロードできる。長さはどちらのケーブルも1.2m。ケーブルを除いた重量は10g。

　イヤーピースはComplyFoamの「Tx-100」(M/L)に加え、S/M/L/M long/L longのシリコンイヤーピースも付属。合計7ペアを同梱する。本革収納ケースやデュアルプラグアダプタなども付属する。

■Tio

　シングルのBAユニットを搭載したモデル。ハウジングはアルミニウム削り出しで、「リニアな特性と歪みが少なく自然なサウンドが特長」としている。再生周波数帯域は19Hz～21kHz。インピーダンスは18Ω。感度は106dB。出力音圧レベルは117dB。

シングルのBAユニットを搭載した「Tio」	マイクリモコンも備えている

　ケーブルはOFCで、マイク付きリモコンも装備、長さは1.2m。Android用無料リモコンアプリも使用できる。

　イヤーピースはComplyFoamの「Tx-100」(M/L)に加え、S/M/L/M long/L longのシリコンイヤーピースも付属。合計7ペアを同梱する。デュアルプラグアダプタなども付属する。

■edition8 Romeo/Julia

　「edition8」の新バージョン。共通する特長として、ケーブルが着脱式になっており、マイクリモコン付きのケーブルを同梱している。前述のAndroid用無料リモコンアプリも利用可能。

　「Romeo」は、ブラック仕上げのアルミニウムヘッドバンド、ブラックエチオピアンシープスキンレザーのヘッドパッド&イヤパッドを採用。ハウジング部分には輝きのあるブラッシュ仕上げのブラックパラディウムコーティングを施し、インレイ部分はブラックアルミニウムを採用。「全体に精悍な光りを放つ艶やかなブラック仕様」だという。

「edition8 Romeo」

　「Julia」は、フクシアとい赤紫の花のカラーを使い、エチオピアンシープスキンレザーやヘッドパッドを染め上げている。ハウジングにはルテニウム・コーティングを施し、青貝のインレイと、カーブを描く刻印をデザインアクセントとして施している。なお、青貝のインレイは天然のもので、同じものは無いという。

「edition8 Julia」

　その他の仕様は共通。頭内定位を緩和するS-Logic Plusテクノロジーや、低域電磁波低減ULEテクノロジーなどを採用。インピーダンスは30Ω。出力音圧レベルは96dB。ケーブルを省いた重量は260g。革製のキャリングバッグも同梱する。