ヒビノ、iBasso「HDP-R10」をGoogle Play非対応に

高音質&安定動作維持のため。11月30日に新ファーム


HDP-R10

 ヒビノインターサウンドは、iBasso Audioのハイレゾ対応プレーヤー「HDP-R10」の最新ファームウェアを、11月30日に公開する。このファームを適用する事で、Google Playアプリが削除される。なお、11月出荷のHDP-R10から、この新ファームが適用されているという。

 新ファームでは、バージョンが現在のV8.0.0から、V8.0.1になり、Google Playのアプリを削除。Google Playを使い、他のアプリのダウンロードができなくなる。

 これは、Google Playから一部のアプリをインストールすると、R10標準の音楽再生ソフト「HD Music Player」使用時に、ノイズや音飛びが発生する問題に対処するため。「HD Music Playerの高音質を維持し、安定的な動作を実現するため、Google Playのバンドル廃止の措置を取らせていただくことになった」(ヒビノ)という。

 なお、この変更と合わせ、ディスプレイ消灯時、点灯時のポップノイズも抑制。スイッチ操作後、約1分間状態が改善するという。

 R10はFLACやDSDファイルなどの再生に対応し、高音質なヘッドフォンアンプも内蔵したハイレゾオーディオプレーヤー。Android OSを採用し、独自の「HD Music Player」を使い、Android AudioSystem内でゲイン調整をせずに高音質な再生を可能にしている。

 無線LANやBluetoothも搭載しているが、説明書に「ノイズが発生する可能性がある」として音楽再生時にはOFFにするよう注意書きがあるなど、Android OSを採用しているが、多機能性や拡張性よりもプレーヤーとしての音質追求をメインにしたモデルとなっている。



(2012年 11月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]