複数台でシステム拡張できるBluetoothスピーカー
3.1台構成も。スマホ音場補正。クリエイティブ「Dxm」
クリエイティブメディアは、複数のスピーカーを無線接続して、サラウンド再生などができるBluetoothスピーカー「Creative Dxm Signatureシリーズ」を11月下旬より順次発売する。
上位モデルの「D5xm」(SP-D5XM)と「D3mx」(SP-D3XM)の2種類のスピーカーと、専用サブウーファ「DSxm」(SP-DSXM)から構成されるシリーズで、D5xmとDSxmは11月下旬から、D3xmは12月中旬から発売する。直販価格はD5xmが29,800円、D3xm、DSxmが14,800円。
D5xm | D3xm |
D5xm | D3xm | DSxm |
D5xm/D3xmはBluetooth接続のスピーカーで、D5xmは大型ユニットなどを搭載した上位モデルとなる。いずれもBluetooth Ver.2.1+EDRに準拠し、SCMS-Tにも対応。対応プロファイルはA2DP、AVCRP、対応コーデックはSBCとapt-Xで、今後のアップデートでAACにも対応予定。
特徴は、複数のD5xmとD3xmと、1台のDSxmを組み合わせてチャンネル拡張できること。最大3台のD5xm/D3xmと1台のDSxmを組み合わせてシステム化できる。これにより、例えば3台のD5xmのそれぞれをセンターとL/Rの3チャンネルとし、サブウーファを組み合わせたオーディオシステムにできる。
例えば低音を強調する1.1台構成、左右に設置し、ワイドなステレオ感が楽しめるという2.0台構成、迫力を最大化する3.1台構成などが可能。また、各チャンネルに音を振り分けるのではなく、同じ音を複数のスピーカーで同時再生する「パーティーモード」も備えている。
3.1台構成 | 2台構成 | タブレットで操作 |
クリエイティブでは、複数のモジュールを組み合わせてシステム化出来る「スマートモジュラーワイヤレススピーカー」と命名している。なお、D5xmとD3xmが混在した組合わせはできない。
Creative Central |
複数台利用時には、専用アプリ「Creative Central」を利用。iOS用とAndroid用が用意される。マスターの1台とBluetooth接続し、スマートフォンのCreative Central上で設定。チャンネルや、パーティモードの選択などが可能となる。
また、スマートフォンやタブレットなどのマイクを利用して、Creative Central上で設置環境にあわせた自動音場補正を行なう「ルームキャリブレーション」を搭載。壁の反射などをチェックし、設置環境に適した音質に調整する。
なお、マスターとなるスピーカーとスマートフォンの間はBluetoothで通信するが、マスタースピーカーと他のスピーカー/サブウーファとの接続は5GHz帯の独自方式で接続する。入力可能なオーディオ信号はステレオ2chまでとなる。Bluetoothのほか、アナログ音声(ステレオミニ)端子も装備。オーディオプレーヤーなどを接続できる。
セットアップ | サウンドモード | ボーカル |
イコライザ | ルームキャリブレーションを測定中 | ルームキャリブレーション結果 |
D5xm/D3xmとも出力やドライバーなどの情報は非公開。D5xmの外形寸法は425×100×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.28kg。D3xmは410×90×95mm(同)/約1.7kg。
サブウーファのDSxmは、D5mx/D3mxと連携可能で、独自のCreative SLAM技術によりパワフルな重低音再生を実現。外形寸法は220×290×220mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.63kg。
(2012年 11月 14日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]