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パイオニア、Siriアイズフリー対応のスマホ連動ナビ

iPhoneから音声で操作。A2DP/AVRCP対応の「SPH-DA99」

SPH-DA99

 パイオニアは、スマートフォンのナビアプリなどを操作できる7型液晶車載ユニット「カロッツェリア スマートフォンリンク アプリユニット」の新モデルとして、新たにBluetoothのA2DPやAVRCPに対応したほか、iPhoneからの「Siriアイズフリー」音声操作に対応した「SPH-DA99」を10月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6万円前後。

 7型/800×480ドットのタッチパネル液晶を備え、スマートフォンアプリ連携機能「Linkwithモード」を採用した2DINメインユニット。ユニット自体にはナビ機能を備えておらず、AndroidスマートフォンやiPhoneに有償提供しているアプリをインストールしたスマートフォンと接続することで、ナビとして動作。対応アプリは、iPhone用が「カロッツェリアLinkwith カーナビゲーション for iPhone」、ドコモ スマートフォン用が「ドコモ ドライブネット powered byカロッツェリア」でいずれも有料となる。

 アプリをインストールすることで、ナビの画面からスマートフォンの各種操作が可能となる。ピンチイン(縮小)/ピンチアウト(拡大)にも対応。新たにBluetoothのA2DP、AVRCPプロファイルに対応したことで、スマートフォンに保存されている楽曲のBluetooth再生に対応した。

 また、国内市販製品で初という「Siriアイズフリー」機能に対応。運転中に車載機器の音声認識用マイクに話しかけるだけで、車載スピーカーを通じてiPhoneが応答して操作可能。また、Bluetooth接続のみで利用できる。モバイル機器と車載情報システムの通信接続に関する業界規格「MirrorLink」にも対応。スマートフォンの表示画面を、専用ケーブルを通じて、車載機器に映しだしたり、画面上からアプリの操作が行なえる。

 地上デジタルチューナを搭載し、4チューナ×4チューナによる安定した受信が可能。DVD/CDプレーヤーも搭載している。アンプ部はPower MOS FET 50W×4ch。圧縮オーディオファイルを高音質再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」を搭載する。

 ホームメニューのアイコンサイズレイアウトや、アプリケーションの音声とAVソースの音声を同時出力できるMIX機能をハードキーのボリュームキーと連動させるなど、インターフェイスも改善。また、ショートカット機能を搭載し、アプリとAV機能のスムーズな切り替えを可能にするなど操作性を改善している。

(臼田勤哉)