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パイオニア、Siriアイズフリーなどスマホ連携カーオーディオ。ナビ機能の追加も

 パイオニアは、カロッツェリアブランドの2DINメインユニットとして、スマートフォンとの連携を強化した3モデルを9月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7型液晶でBluetooth搭載の「FH-9100DVD」が5万円前後、6.2型/Bluetooth搭載の「FH-7100DVD」が4万円前後、6.2型/Bluetooth非搭載の「FH-6100DVD」が35,000円前後。

7型液晶の「FH-9100DVD」
仕様型番店頭予想価格
7型ワイドVGA液晶
Bluetooth
DVD/CD/USB
チューナ/DSP
FH-9100DVD50,000円前後
6.2型ワイドVGA液晶
Bluetooth
DVD/CD/USB
チューナ/DSP
FH-7100DVD40,000円前後
6.2型ワイドVGA液晶
DVD/CD/USB
チューナ/DSP
FH-6100DVD35,000円前後

 また、車載パワーアンプの新モデルとして、小型軽量で取り付けやすくした100W×4chの「GM-D1400」も9月下旬に発売する。価格は15,000円。

Androidスマホ連携でカーナビにもなる2DINメインユニット3機種

 FH-9100DVDとFH-7100DVD、FH-6100DVDは、タッチパネル液晶を備えた音楽/動画再生対応の2DINメインユニットで、スマートフォンとの連携を強化したことが特徴。タッチやフリックなどで操作できる。本体にナビ機能は備えていないが、カーナビアプリ「ドコモ ドライブネットナビ(Android版)」をインストールしたスマートフォンとUSB接続することで、カーナビとしても利用可能になる。なお、このアプリとの連携は2015年1月以降を予定している。DVD/CDや、FM/AMチューナを内蔵するほか、別売の地上デジタルテレビチューナやバックカメラも追加できる。

6.2型でBluetooth搭載の「FH-7100DVD」
6.2型でBluetooth非搭載の「FH-6100DVD」

 Bluetooth搭載のFH-9100DVDとFH-7100DVDは、スマホでのハンズフリー通話や楽曲のワイヤレス再生に対応。「Siriアイズフリー」にも対応し、iPhone内の楽曲呼び出しや再生を音声操作で行なえる。いずれもアンプの最大出力は50W×4ch。リモコンも付属する。

 自動音場補正のタイムアライメント機能や、13バンドのグラフィックイコライザを内蔵するほか、本格的な2ウェイマルチアンプ/マルチスピーカー/サブウーファを構築可能な「ネットワークモード」も装備。圧縮音源を高音質化する「アドバンスド・サウンドレトリバー」も利用可能。CD/DVD、iPod/iPhone、Android 4.0以降のスマートフォン、USBメモリに収めた動画や音楽などを再生可能。DVD-R/DVD-RWのVRモードで録画したテレビ番組なども視聴できる。様々なエフェクトで楽曲を連続再生する「MIXTRAX EZ」(iPhone/iPodとUSB楽曲のみ)や、曲を短く連続で再生する「ショートプレイバック」により、スピード感のあるミックス再生も楽しめるという。

新増幅回路で小型軽量化したパワーアンプ「GM-D1400」

 最大100W×4ch(4Ω/2Ω)の車載用ブリッジャブルパワーアンプ。MOS FETを集積した新開発のClass D増幅回路の採用により、本体を181×64×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量0.55kgに小型/軽量化したことが特徴。

GM-D1400

 大音量時の過電流を抑える独自の過電流制御回路も搭載。コンソール内から電源が確保でき、コンソール内や運転席周りなどに設置でき、長時間再生による発熱から回路を保護する。

 メインユニットのスピーカーケーブルと同製品を接続するスピーカーライン接続に対応。メインユニットの起動検出とともにアンプの電源も自動的に立ち上げ、スピーカーの入力感度を合わせることができる。これにより、純正品を含む様々なカーオーディオシステムと接続可能。電源ケーブルやスピーカー入出力ケーブルなども同梱する。

(中林暁)