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ティアック、ターンテーブル/BT搭載レトロ風コンポ

レコードもスマホも接続。レトロラジオ風一体型も

LP-P1000の使用イメージ

 ティアックは、CDプレーヤーやBluetoothレシーバ機能に加え、ターンテーブルも搭載したコンポ「LP-P1000」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,800円前後。12月上旬には、CD/ラジオ/Bluetooth対応の「SL-D930」を発売。価格はオープンで、店頭予想価格は24,800円前後。

 どちらもレトロな外観のコンポで、「LP-P1000」は'70年代に流行したモジュラーステレオをイメージ。「SL-D930」は、レトロなラジオを彷彿させるデザインになっている。カラーは「LP-P1000」が、Black、Cherry(取扱店限定品)の2色。「SL-D930」はRed、Black、White、Silverの4色。

SL-D930のRed
Black

ターンテーブルも備えたLP-P1000

 メインユニットにCDプレーヤー、Bluetooth受信機、ターンテーブル、アンプを内蔵したシステム。CDプレーヤーはCD-R/RWの再生にも対応し、MP3/WMAファイルを保存したディスクも再生可能。ただし、日本語などの2バイト文字のディスプレイ表示には非対応。再生はサポートしている。

左からBlack、Cherry。Cherryは取扱店限定品

 ターンテーブルはベルトドライブで、33、45、78回転に対応したオートリターン式。LP盤やドーナツ盤だけでなくSP盤も再生可能で、再生が終わると自動的にトーンアームが戻る。演奏中の振動を吸収し針飛びを抑制する効果のあるターンテーブル用ラバーシートも付属する。カートリッジはセラミックステレオタイプ、レコード針はSTL-103(サファイヤ、EP/LP盤用)を同梱。別売でSP盤専用の交換針も用意する。

 Bluetoothレシーバはバージョン3.0に準拠し、対応プロファイルはA2DP、AVRCP。対応コーデックはSBCで、SCMS-Tもサポート。対応スマートフォンなどから、ワイヤレスで再生できる。

 また、フロントにステレオミニ、リアにはRCAのアナログ入力も搭載。Bluetooth非対応の機器とも接続できる。RCAの出力やステレオミニのヘッドフォン出力も各1系統備えている。

背面

 PLLシンセサイザー方式のAM/FMチューナも内蔵。搭載しているアンプの出力は25W×2ch。メインユニットの外形寸法は460×380×215mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.6kg。消費電力は25W。リモコンも同梱する。

 付属スピーカーは2ウェイ・リアバスレフのブックシェルフタイプ。ツイータは38mm径、ウーファは100mm径。インピーダンスは6Ω。外形寸法は、150×224×250mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.8kg。

レトロラジオ風デザインのSL-D930

 一体型のコンポで、Bluetoothレシーバ機能、CD、プレーヤー、AM/FMラジオ、2.1chスピーカーとアンプを一体化している。

White
Silver

 Bluetooth 3.0に準拠し、プロファイルはA2DP、AVRCPに対応。コーデックはSBC。SCMS-Tもサポートする。ステレオミニのアナログ入力も1系統備え、同じくステレオミニのイヤフォン出力も装備する。

 天面にCDプレーヤーを搭載。CD-R/RWの再生も可能で、MP3/WMAファイルの再生も可能。なお、再生は可能だが、日本語などの2バイト文字のディスプレイ表示には非対応。

 AM/FMラジオは、各20局までのプリセットが可能で、PLLシンセサイザー方式を採用。タイマー機能なども備えている。

付属リモコン

 スピーカーは2.1ch構成で、フロント用に65mm径×2、さらに80mm径のサブウーファも搭載。内蔵アンプはクラスDで、出力は5W×2ch、10W×1ch。一体型ではあるが、内部でフロントスピーカーは密閉型、サブウーハーはバスレフ型ボックス(スピーカー・チャンバー)に配置している。サブウーファ用チャンバーには、サブウーハー自ら発生する激しい振動にも耐えることができる肉厚のABS製モールドを使っている。サブウーファのレベルは調整可能。

 外形寸法は340×230×190mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.1kg。消費電力は20W。リモコンも同梱する。

(山崎健太郎)