ニュース

【IFA 2013】オンキヨー、TVを置ける3Dサウンド対応スピーカー

ティアックはレコード/Bluetooth搭載オーディオ

オンキヨー、ティアック、ギブソンが共同で展開しているブース

 オンキヨーは、「IFA 2013」において、欧州で発売するテレビ用スピーカー新製品などを出展している。

 同社と資本業務提携関係にあるティアック、ギブソンと共同でブースを展開しており、各社が新モデルなどを展示していた。

テレビの下に置く3Dサウンド対応スピーカーなど

テレビの下に置いているのが「LS-T10」

 オンキヨーが欧州で近日発売予定としている、テレビを載せるスタンド型のスピーカー「LS-T10」と、サウンドバー型スピーカー「LS-B50」を出展。なお、日本でも今秋より順次発売予定だという。

 両モデル共通の特徴は、DSPによる3Dサラウンドの「AuraSphere」を搭載し、部屋全体に音が広がるようにしている点。設置スペースによって選べるよう、スタンド型とサウンドバー型を用意している。両モデルとも、サウンドモードはMovie/Music/Newsの3種類から選択できる。

 スタンド型「LS-T10」は、7cm径フルレンジユニット6基とダウンファイヤリング型の12cm径サブウーファを1つの筐体に搭載。テレビ音声を光/同軸デジタルまたはアナログ音声端子から入力できるほか、Bluetooth 2.1 + EDRも搭載し、スマートフォンの音声を聴くことも可能。外形寸法は700×350×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.7kg。35kg程度までのテレビを上に置くことができるという。価格は約399ユーロ。

前面
側面にもスピーカーユニットを内蔵
付属リモコン
「LS-B50」の設置例

 「LS-B50」は、サウンドバーとサブウーファで構成。サウンドバーの内蔵ユニットは、リング型ツイータとフルレンジユニットで、側面にもフルレンジを内蔵。各ユニットを最適に動作させるという。音声入力は光/同軸デジタルとアナログ。Bluetooth 2.1 + EDRも搭載する。サブウーファはワイヤレス型で、16cm径ユニットを内蔵する。価格はセットで約499ユーロ。なお、CS-255サブウーファ無しのモデルも約250ユーロで発売予定。

 そのほかの製品では、デスクトップ型のコンパクトなiPod/iPhone対応オーディオシステム「CS-255」(約249ユーロ)や、欧州でも発売が始まったケーブル交換対応ヘッドフォン/イヤフォンなどを展示している。AVアンプは、THXとのパートナーシップが20周年を迎えることを受けて、「THX」ロゴを大きくフィーチャーした展示になっている。また、Spotify対応製品も数多く出展されており、ブース内には同社ヘッドフォンでSpotifyを聴けるコーナーも用意されている。

LS-B50のサウンドバー部分
サブウーファ
付属リモコン
「CS-255」
AVアンプ「TX-NR929」。本体の上にTHXロゴのプレートを設置している
同社ヘッドフォン/イヤフォンでSpotifyを聴けるコーナー

 ティアック製品では、アナログレコードやCD、ラジオなどを備え、ステレオスピーカーも内蔵する「LP-P1000」や、レトロデザインが特徴の2.1chスピーカー搭載CD/Bluetoothオーディオシステム「SL-D930」などの新製品を出展。また、音楽制作向けでは、TASCAMブランドのDSDレコーダ兼AD/DAコンバータ「DA-3000」や、リニアPCMレコーダ「DR-05」などの製品を展示している。

LP-P1000
ターンテーブルとCD、Bluetooth、ラジオなどを装備
背面
SL-D930
最上段が「DA-3000」
「DR-05」(右)などのリニアPCMレコーダ
ギブソン製品関連のコーナー

 ギブソンのコーナーではギターを多数展示しており、試奏などが可能なほか、KRKのモニタースピーカーや、StantonのDJ製品などにも触れることができる。

(中林暁)