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CEntrance、バランス出力/iPhone/PC/ハイレゾ対応ポータブルアンプ「HiFi-M8」

4ピンのバランス出力などを備えたiOS機器対応の「HiFi-M8 RSA」

 ミックスウェーブは、CEntrance(セントランス)の、バランス駆動対応/DAC内蔵ポータブルアンプ「HiFi-M8」(ハイファイメイト)と「HiFi-M8 LX」を11月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は各78,000円前後。各モデルに、出力端子の異なるバリエーションモデルが用意される。

 CEntranceは、2000年にマイケル・グッドマン氏がシカゴに設立したメーカー。これまで、Waves、Benchmark、Lavry、Mackieなどと共同開発を行なってきた。HiFi-M8は、同社初のポータブルDACアンプとなる。

 入力として、PC接続用のUSB端子を装備。24bit/192kHzまでのハイレゾ音楽に対応し、USBでの伝送には、低ジッタを実現する独自のUSBテクノロジーを使っている。なお、PCだけでなく、Android端末との接続も想定。XMOSのデュアル・マイクプロセッサを搭載している。

 また、「HiFi-M8」にはiOS機器のiPod/iPhone/iPadを接続するためのUSB端子も装備。それらに保存された音楽をデジタル伝送し、「HiFi-M8」の内蔵DACでアナログ変換・増幅し、高音質に再生できる。

 「HiFi-M8 LX」は、iOS用USB入力の代わりに、光デジタル入力を装備。光デジタル出力を持つハイレゾプレーヤーなどと組み合わせる事ができる。

HiFi-M8の背面。PC/Android用のUSB端子と、iOS機器用USB端子を備えている
HiFi-M8 LXの背面。iOS用のUSB端子が無く、光デジタル入力を備えている。下部に並んでいるのがゲイン切り替えやイコライザのスイッチ
HiFi-M8 CMBの前面。XLRと標準ヘッドフォン端子のコンボジャック×2を備えている

 なお、「HiFi-M8」と「HiFi-M8 LX」のどちらも、出力端子にバリエーションモデルを用意。組み合わせるヘッドフォン・イヤフォンに合わせて選択できる。

 「HiFi-M8 RSA」と「HiFi-M8 LX RSA」には、4ピンのバランス出力を装備。対応するイヤフォン/ヘッドフォンをバランス駆動できる。さらに、ステレオの標準ジャック、ステレオミニと光デジタル出力の兼用端子も1系統備える。

 「HiFi-M8 CMB」と「HiFi-M8 LX CMB」には、XLR 3ピン×2のバランス出力を搭載し、端子の中央がステレオ標準ヘッドフォン端子にもなっている。

モデル名HiFi-M8 RSAHiFi-M8 CMBHiFi-M8 LX RSAHiFi-M8 LX CMB
入力端子・iOS機器用USB A端子
・PC/アンドロイド用
USB B端子
・光デジタル入力
・PC/アンドロイド用
USB B端子
出力端子・4ピンバランス
・ステレオミニ/
光デジタル兼用
・標準ステレオ
・XLR 3ピン×2
・標準ステレオ×2
・4ピンバランス
・ステレオミニ/
光デジタル兼用
・標準ステレオ
・XLR 3ピン×2
・標準ステレオ×2

 いずれのモデルも、内部に10ppm精度のクロックを搭載。背面にはゲイン切り替えスイッチ(-2dBV/-10dBV/-22dBV)と、低域用イコライザ切り替え、中高域用イコライザの切り替えスイッチも搭載する。

 アンプはクラスAで、最大出力は1.4W。16~600Ωのイヤフォン/ヘッドフォンに対応。リチウムポリマーバッテリを搭載し、6.5時間の連続再生が可能。

 周波数特性は20Hz~50kHz。SN比は113dB。全高調波歪は0.02%(ゲイン位置中央の場合)。シャーシにはアルマイト処理を施したアルミを使用。印字にはレーザー刻印を使っている。外形寸法は127×82×33mm(縦×横×厚さ)。重量は約325g。

(山崎健太郎)