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Klipsch、バンド型パーツで設置スタイルやカラーをカスタムできるBluetoothスピーカー「GiG」

GiGのブラックモデル

 フロンティアファクトリーは、バンドを動かして様々な設置が可能な米KlipschのBluetoothスピーカー「GiG」(ギグ)を12月18日に発売する。バッテリ駆動が可能で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は19,800円前後。

 スピーカー本体を取り巻くように、バンド型のパーツを装備したスピーカー。バンドと本体を一体化させて横置きするほか、バンドと本体に角度を設けて固定する事で、バンド部分をスタンドのようにして、スピーカーを縦に立たせて固定する事もできる。また、バンドを取り外す事も可能。

 商品としてのカラーリングはブラックとホワイトの2色のみだが、異なるカラーのバンドを単体でも発売する。Klipschの直販サイトにて12月20日に各2,625円で、ブルー、イエロー、レッド、オレンジ、ピンク、ブラック、Purple、ホワイトの8色を別売する。

ホワイトモデル
バンド型のパーツは取り外し可能
バンドパーツのカラーバリエーションも直販サイトで販売される
ブラックモデルにブルーのバンドを装着
このように縦置きするスタンドとしてもバンドパーツを活用できる
ブラックモデル

 本体にダイヤルを備え、ボリュームコントロールやクリックして曲の再生制御、電話の受信も可能。また、NFCにも対応しており、対応するスマートフォンなどとワンタッチでペアリングできる。

 BluetoothのコーデックはaptX、AACに対応。ステレオミニのアナログ入力も備えており、Bluetooth非対応のプレーヤーとも接続できる。

搭載したダイヤルでボリューム調整や再生制御が可能
アナログ入力も備えている

 ユニットは、2.5cm径のフルレンジを2個搭載。定格出力は20W。さらに、5.1cmのパッシブラジエータも搭載する。再生周波数帯域は77Hz~20kHz。最大出力は96dB。

 電源は内蔵のリチウムイオンバッテリを使用。駆動時間は通常の音量で約12時間、最大音量で約4時間。外形寸法は53×178×91mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は600g。

KMC1とKMC3にカラーバリエーションモデル

 KlipschのBluetoothスピーカーとして既に発売されている「KMC1」と「KMC3」に、12月20日からカラーバリエーションモデルが追加される。Klipschの直販サイトにおいて、「KMC1」はオレンジ、レッド、ピンク、ブルー、パープル、イエローを追加。「KMC3」はレッド、ブルー、パープルを新たに発売する。

 価格は従来のブラック、ホワイトカラーと同じ。実売は、「KMC1」が30,800円前後、「KMC3」が40,800円前後。

「KMC1」のカラーバリエーション
「KMC3」のカラーバリエーション

 どちらのモデルもBluetoothに対応し、コーデックはaptX/AACをサポート。ステレオミニのアナログ音声入力も備えている。

 コンパクトな「KMC1」は、NFCもサポート。外形寸法は259×86×109mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.56kg。内蔵のリチウムイオンバッテリで動作する。「KMC3」は外形寸法432×140×183mm(同)の大型モデル。50mm径のフルレンジユニット×2基と、133mm径のロングスロー・ウーファ×1を搭載した2.1ch一体型スピーカーとなる。

Jamoブランドの製品が2014年日本発売

Klipschのアジア地区担当バイスプレジデントのデイヴィッド・ウエストフォール氏
発表会場ではKlipschのスピーカーも展示された

 フロンティアファクトリーの発表会に招かれた、Klipschのアジア地区担当バイスプレジデントのデイヴィッド・ウエストフォール氏は、1946年にアーカンソー州で誕生した、Klipschブランドの歴史を紹介。創業者のPaul W. Klipsch氏が、かつて発明王エジソンと仕事に取り組んでいた事や、スピーカーだけでなく、油田を探すための装置の開発など、様々な製品を手がけていたエピソードを紹介。「聡明で情熱的で活動的な人だった」という。

 また、音楽をこよなく愛し、シンフォニーホールで演奏を聴く事を楽しみ、その音楽を家庭でも再現するべく、「大きな音をクリアに再生できるKlipschホーンを開発した」と、Klipschスピーカーの代名詞とも言えるホーン型スピーカー誕生の経緯を説明。今日にも、その姿勢が受け継がれているという。

 さらに、2005年にKlipschグループの傘下となった、デンマークのブランド「Jamo」も紹介。球形スピーカーを使ったホームシアターシステムや、サウンドバースピーカーなどを展開しており、2014年に日本でも発売を開始するという。ただし、どのモデルが日本向けに展開するかは、現在のところ未定。

球形のサテライトスピーカーを使ったシアターシステム。左の写真はセンタースピーカー、中央がサテライトスピーカー。右の写真のように、サテライトスピーカーはユニットが上向きに取り付けられており、リフレクタの役目をする“蓋”の裏側にツイータを搭載している

(山崎健太郎)