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ソニー、Premiere Pro CCを4K/XAVC Sに対応させるプラグイン

画面イメージ

 ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(SDNA)は、アドビシステムズのサブスクリプション型(定額制)ビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Pro CC」に、XAVC Sの4Kフォーマットファイル出力機能などを追加するプラグインソフト「Video Edit Components for Adobe Premiere Pro CC」を、オンラインソフト販売サイトのベクターPCショップで1月15日に発売した。価格は31,290円だが、販売開始を記念して2月11日まではキャンペーン価格26,250円となる。対応OSはWindows 7/8(64bit)とMac OS X 10.7/10.8。

 「Video Edit Components for Adobe Premiere Pro CC」は、ソニー製カメラのパラメータに準拠したAVCHD/AVC MP4/XAVC Sファイルを出力できるようにするプラグイン。発売当初はXAVC S非対応だが、2014年2月配信予定のアップデート(無償)により、4K解像度(3,840×2,160ドット)とフルHDのXAVC Sフォーマットの出力にも対応する。ビットレートは50~150Mbps。独自の広色域規格「トリルミナスカラー(x.v.Color)」もサポートする。

スマートレンダリング機能

 スマートレンダリング機能も搭載。動画ファイルを編集して保存する場合、一般的には再エンコードが必要なため時間がかかるが、スマートレンダリング機能では、入力と出力のフォーマットが同じ場合、無編集区間を再エンコードせずに出力。編集点付近の再エンコードが必要な区間では、元素材のビット発生量と繋ぎ目のビット想定量から、画質劣化の少ない最適な長さを選択し、高速・高画質な出力が可能となる。

 GPUを利用したエンコードも可能。NVIDIAのグラフィックアクセラレータCUDAが利用できる環境では、CUDAエンコードを選択して高速にエンコードが行なえる。Intel Quick Sync Videoでのエンコード設定も可能。ただし、スマートレンダリング機能との併用はできない。GPUエンコードはWindows版のみでMac版は非対応。またXAVC Sフォーマットも非対応となる。

(一條徹)