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Olasonic、超小型NANOCOMPOのDAC+パワーアンプをセットで10万円の「NANO-DA1」

 東和電子は、Olasonicブランドの小型単品コンポシリーズ「NANOCOMPO」のDACとパワーアンプをセットにした「NANO-DA1」を7月下旬より10万円で発売する。既発売のプリアンプ搭載DAC「NANO-D1」(単品価格5万円)と、ステレオパワーアンプ「NANO-A1」(同7万円)を組み合わせたもので、それぞれを個別に購入する場合に比べ、合計で2万円低価格となる。カラーはプラチナホワイトとシルキーブラック(B)の2色。

プラチナホワイト(上がNANO-D1、下がNANO-A1)

 NANOCOMPOは、149×149×33mm(幅×奥行き×高さ)の単品コンポシリーズ。パソコンとの高い親和性や、買い足して使える統一されたデザインなどを特徴とする。

 プリアンプ搭載DACの「NANO-D1」は、USB/同軸/光デジタル入力を備え、192kHz/24bitまで対応。バーブラウンのレートコンバータを搭載し、内部ではPCからのクロックは使わず、非同期で処理してジッタを抑えている。入力信号は24bit/192kHzへ内部でアップコンバートして処理する。出力はアナログRCAと標準ヘッドフォンで、ヘッドフォンアンプ出力は140mW×2ch(300Ω)。

シルキーブラック

 パワーアンプの「NANO-A1」は、TIの「TPA3118」を1.2MHzの高速スイッチング周波数でドライブ。大容量のキャパシタ(コンデンサ)を使った独自の「Super Charged Drive System」(SCDS)を採用。音楽が静かな時にキャパシタに充電を行ない、大音量が必要な時に一気に放電することで駆動力を高めている。

 ステレオパワーアンプとしての利用に加え、NANO-A1を2台使ったバイアンプモードや、モノモードへの切り替えも可能。出力は、ステレオ時が56W×2ch(4Ω)、バイアンプ(モノラル)時は56W×2ch(4Ω)、モノラル時は56W(4Ω)。

(中林暁)