ニュース
オヤイデ、"3E撚り"を世界初採用した102 SSC導体のスピーカーケーブル
(2014/10/3 15:41)
オヤイデ電気は、新導体「102 SSC」を使用し、特許技術「3E撚り」を世界で初めて採用したスピーカーケーブル「EXPLORER V2」シリーズを10月17日より発売。導体の太さの異なる3モデルをラインナップする。切り売りで販売し、1mあたりの価格は、断面積0.75mm2の「EXPLORER 0.75 V2」が600円、1.25mm2の「EXPLORER 1.25 V2」が1,000円、2.0mm2の「EXPLORER 2.0 V2」が1,500円。
EXPLORERシリーズは、フレックスポリエチレン製のシース、ジオメトリックデザイン、エアーダンパーを特長とするスピーカーケーブル。2008年発売の初代モデルは、PCOCC-A導体の供給終了に伴い2013年に生産完了となっていたが、新導体「102SSC」の採用により「EXPLORER V2」として復活した。
新導体の102 SSCは、PCOCC-A導体の供給終了を受け、オヤイデと三洲電線が開発。材料にはリサイクル銅を一切含まないバージン銅を使用。国内で精錬・伸銅し、三洲電線の協力のもと伸縮工程と撚り加工を施している。
「EXPLORER V2」は、3種類の太さが異なる素線を幾何学的に撚り合わせる三洲電線の特許技術「3E撚り」を世界初採用。これにより導体の緻密化を図り、線間歪による音質劣化を排除するという。フレックスポリエチレン製のシースや、床面との接触を最小限にするジオメトリックデザイン、振動減衰作用と誘電率上昇を抑制する導体間のエアーダンパー(中空間)などは初代モデルから継承している。
ケーブルは2芯平行構造で、導体断面積が0.75mm2/19本の「EXPLORER 0.75 V2」、1.25mm2/37本の「EXPLORER 1.25 V2」、2.0mm2/37本の「EXPLORER 2.0 V2」の3モデルを用意。ピュアオーディオやホームシアターなどでの使用を想定している。