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HEVCハードウェア支援や4K再生強化した「PowerDVD 15」
4K BD対応は「期待してほしい」
(2015/4/14 20:54)
サイバーリンクは、H.265/HEVC動画再生のハードウェアアクセラレーションに対応したWindows用動画再生ソフトウェア「PowerDVD 15」を4月14日より順次発売する。ダウンロード版は4月14日から配信開始。価格は上位版「PowerDVD 15 Ultra」が10,926円(アップグレード9,074円)、「PowerDVD 15 Pro」が8,796円(同6,250円)、「PowerDVD 15 Standard」が4,444円。
パッケージ版は4月17日に発売。価格は「PowerDVD 15 Ultra」が12,000円(乗り換え・アップグレード10,000円)、「PowerDVD 15 Ultra」(アカデミック版)が8,500円。「PowerDVD 15 Pro」が9,240円(乗り換え・アップグレード6,750円)、「PowerDVD 15 Standard」が4,750円。
月額定額制(サブスクリプション)で「PowerDVD 15 Ultra」と同等の機能を備え、常に最新バージョンを利用できる「PowerDVD Live」も引き続き提供する。各バージョンの価格は最後にまとめている。動作環境はWindows Vista/7/8/8.1。
UltraはH.265/HEVC動画再生時のハードウェア支援に対応
上位版のPowerDVD 15 Ultraでは、H.265/HEVC動画ファイル再生時に、インテルの第4世代Coreプロセッサ(Haswell Refresh)と、Keplerアーキテクチャに対応したNVIDIA製GPUによるハードウェアアクセラレーションに新対応。パソコンの動作速度低下による処理落ちを抑え、より滑らかに再生することが可能になる。
また、Blu-ray/DVDのISOイメージファイルを、仮想イメージマウントソフトを使わずに、直接再生できる機能も搭載。ローカルディスク上のほか、ネットワーク上のNASに保存したISOイメージファイルでも再生できる。
動画や写真などのメディアファイルをクラウド上に保存して、同社のモバイルアプリからコンテンツ共有/再生が行なえる「サイバーリンククラウド」については、1年間無料で利用できるストレージの容量が、従来の10GBから20GBにアップ。動画が高画質、高音質になり、ファイルあたりの容量が増加していることをふまえたという。また、新たにクラウド上に保存した動画のストリーミング再生にも対応した。
そのほか、任意の動画ファイルの音声抽出機能も新搭載。抽出した音声はMP3/AAC形式で保存できる。
DLNAを使ったデジタルネットワークサーバー機能や、DTCP-IPで著作権保護されたコンテンツの再生には引き続き対応している。
再生環境に合わせて4K映像をレンダリング。「TrueTheater」テクノロジーも強化
Ultra/Pro/Standard共通の項目として、4K動画の再生環境に合わせたレンダリングを行なうことで、より滑らかな動画再生を実現できるようになった。会場のデモブースでは実際に、Core i7搭載のデスクトップ型パソコンやCore i3搭載の小型PC・NUC、Atom搭載のWindowsタブレットを使って、それぞれの再生環境に適した滑らかな4K動画の再生を行なうデモが実演されていた。
NAS上に保存されたコンテンツについても、バッファリングモードを使うことでスムーズな再生を実現するという。
また、120/240fpsの高いフレームレートで撮影された動画のスムーズ再生にも新対応。これにより、スローモーションでも滑らかな動画再生が行なえるという。
独自の「TrueTheater」テクノロジーも強化されている。新たに「TrueTheater Color」を備え、動画の鮮やかさや色合いを最適化することが可能になる。また「TrueTheater Sound」で重低音やボーカルレンジの増幅、エコー機能に対応し、奥深くクリアなサウンドと、ボーカルの聞きとりやすさを実現する。
この「TrueTheater」テクノロジーの画質や音声調整機能については、操作が直感的に行えるようにインターフェイスを改善。それぞれに用意された調節スライダーを動かすだけで、「TrueTheater」の各機能の効果を適用できるようになっている。
PowerDVD 14から強化されている音声対応については、「WASAPI排他モード」をPowerDVD 15でも引き続き採用。ドルビー(TrueHD含む)、DTS(DTS-HD含む)、Apple Losslessに加え、新たにFLAC、WMA、MP3のビットパーフェクト出力にも対応。最大192kHz/32bitの音声再生が可能になるという。
そのほか、連番のファイル名がつけられた動画ファイルをライブラリに登録すると、連続で再生が行なえ、レジューム再生も可能な「シリーズ動画」機能を新搭載。プリセット画像以外に、自分で用意した画像もPowerDVD 15の背景に設定できる、インターフェイスのカスタマイズ機能強化なども行なわれている。
ビデオ関連ソフトの'14年売上は大きく成長。4K BDは「期待していただきたい」
サイバーリンクのビジネス・ディベロップメント&マーケティング シニアマネージャー、相蘇和貴氏は「PowerDVDユーザーから寄せられた、より多くのフォーマットサポート、操作性の簡単さ、動画・音楽の再生品質の向上に関する要望を開発コンセプトに反映させ、数々の新機能や改善点を追加した」と説明。BDの次世代規格「ULTRA HD BLU-RAY(4Kブルーレイ)」への将来的な対応については、「我々は新しい機能、新しい規格については常々、より早くサポートできるように進めてきた。現時点でお答えすることはできないが、期待して待っていただきたい」とした。
また、チャネルセールスデパートメント チャネルセールスディレクターの萩原英知氏は、「PowerDVD 14」や「PowerDirector」などビデオ関連ソフトの2014年の売上が実売本数ベースで25%以上成長し、2015年1~3月のBCNランキングではビデオ関連ソフト部門において1位であることを明らかにして、「プレーヤーソフトでこれ以上何をやるのかと聞かれることがあるが、まだまだやれることはある」と述べた。
PowerDVD 15 | ダウンロード版価格 (4月14日発売) |
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PowerDVD 15 Ultra | 10,926円 |
PowerDVD 15 Ultra アップグレード版 | 9,074円 |
PowerDVD 15 Pro | 8,796円 |
PowerDVD 15 Pro アップグレード版 | 6,250円 |
PowerDVD 15 Standard | 4,444円 |
PowerDVD 15 | パッケージ版価格 (4月17日発売) |
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PowerDVD 15 Ultra | 12,000円 |
PowerDVD 15 Ultra 乗り換え・アップグレード版 | 10,000円 |
PowerDVD 15 Ultra アカデミック版 | 8,500円 |
PowerDVD 15 Pro | 9,240円 |
PowerDVD 15 Pro 乗り換え・アップグレード版 | 6,750円 |
PowerDVD 15 Standard | 4,750円 |