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ATOMOS、4K/HD同時収録レコーダ「SHOGUN STUDIO」。デュアル液晶のラック型

 ATOMOSは、液晶モニタを2基備えたラックマウント型の4K対応レコーダ「SHOGUN STUDIO」(ATOMSHSTU01)を11月に発売する。価格は453,704円。スタジオでの収録や、サイネージの再生デッキなどに利用できる。

SHOGUN STUDIO

 19インチ/3Uラックマウントサイズの本体に、7.1型/1,920×1,200ドットのタッチパネル液晶を2つ備えたレコーダ。HDMIやSDIの入出力を備え、接続したカメラからの4K/HD同時収録や、Apple ProRes/Avid DNxの同時収録など、1つの映像入力から異なる形式で録画できる。4K(3,840×2,160ドット)や1080pなどの映像に対応し、4:2:2/10bitまでサポートする。記録メディアは2.5型SSD/HDDや、CFastカード 2.0に対応。

 HDMI/SDIからのレックトリガーに対応し、2系統の録画開始と停止をカメラから同時にコントロール可能。また、ポストプロダクションで出力した4K ProRes/DNxHRファイルをマスターキャディーにコピーして再生し、SHOGUN STUDIO上で4KからのHDダビングや、ProResからのDNxダビングといった、ダブルデッキとしての活用ができる。

 その他にも、一方に収録した映像を再生しながら、もう一方で輝度波形や拡大表示、フォルスカラーなど、露出/フォーカス確認用の表示を同時に行なえる。再生用デッキとして、通常の再生/一時停止や、スクラブバーによる再生コントロール、指定区間の繰り返し再生、プレイリスト再生も可能。

 RS422端子(ソニー準拠)や、Ethernet経由で外部からの記録/再生コントロールも可能。この機能は出荷時に一部制限があるが、 ファームウェアアップデートを実施する予定。Sony FS RAW、Canon RAW入力からProRes/DNx記録、3D LUT(.cube)をモニター上やビデオ出力/収録ファイルに適用できるほか、プリレックやタイムラプス収録など、既存のSHOGUNに搭載する機能は全て利用できるという。

 アナログ音声はXLR入出力×2やヘッドフォン出力×2などを装備。外形寸法は483×250×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5kg。マスターキャディー2(SSDケース)×5や、ラックマウント用アダプタ、HDMIケーブル、SDIケーブル、ACアダプタなどが付属する。

背面

(中林暁)