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ひかりTV、スマホ向けにプロ野球やお笑いなど20chライブ配信へ。上期中にPC配信も

 NTTぷららは、スマートテレビサービスの「ひかりTV」において、スマートフォンやタブレットで視聴できるモバイル向け専門チャンネルのリアルタイム配信を6月1日より開始する。テレビ向けプランの加入者は、追加料金不要で利用可能。モバイル向けプラン加入者は、一部チャンネルを追加料金不要で視聴できる。

モバイル向けに専門チャンネルを配信

 ひかりTVのモバイル向け配信では、現在「ひかりTVどこでも」アプリでスマホ/タブレットからVODコンテンツを視聴できる。6月1日からは新たにプロ野球6球団の試合を含むスポーツや、ニュース、「ルミネtheよしもとお笑いライブ」などのエンタメ番組、スター・チャンネルなどを含む約20の専門チャンネルを、放送のようなチャンネル形式でインターネット配信する。

 提供中のひかりTVどこでもアプリがバージョンアップされ、テレビ機能が追加。番組表から視聴予約すると、開始時刻にアプリに通知が行なわれ、視聴できる。モバイル視聴にはテレビ用のひかりTVチューナは不要だが、チューナ利用者向けの連携機能も用意しており、番組表メニューから家のテレビで録画予約が行なえる。

モバイル向け専門チャンネルの概要
配信チャンネル

 プロ野球で視聴できるのは、東京ヤクルトスワローズ、埼玉西武ライオンズ、横浜DeNAベイスターズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークス(一部除く)、阪神タイガース(一部除く)の各主催試合。対応チャンネルはプランによって異なる。

 また、ひかりTVで独占提供中のニュースチャンネル「euronews」によるリアルタイムの国際ニュースや、オリジナル生中継番組「ルミネtheよしもとお笑いライブ」、ニューストーク生番組「よしニュー ~よしッ! もっと分かったニュース! ~」などを用意する。

多チャンネル放送の100%カバーへ。上期中にPC配信も

 現時点で、配信が決まっているのは20チャンネルだが、NTTぷららの板東浩二社長は配信チャンネル数の今後の目標について「今提供している多チャンネル放送(BSを含めると全90ch)を、100%に近い形で提供できるようにしたい。時期は交渉次第」としている。

 今回のモバイル向け映像サービスのメニュー拡充は、若年層の会員獲得を目指した施策として行なうもの。今後も番組提供事業者と連携してラインナップを拡充予定としている。サービス開始当初は、スマホ/タブレット端末での対応となるが、'16年度上期中にはパソコンへの対応予定している。

 NTTぷららは、14日に2016年度上期の事業説明会を開催。このほかにも、月額500円に低価格化した新4Kチューナの提供開始や、4Kコンテンツの拡充に向けた新たなパートナーシップとして、ショートショート フィルムフェスティバル&アジアと4Kコンテンツ制作で提携することなども明らかにした。上期の新たな取り組みなどについては別記事でレポートしている。

NTTぷららの板東浩二社長

(中林暁)